2006年夏モデルのタフな防水携帯「G'zOne W42CA」のように、防水ケータイといえばバッテリーカバーにロック機構を備えることが多い。2007年夏モデルの防水ワンセグ端末「W53SA」も、同様の回転式ロックを備えている。
一方、「W52CA」は内側にゴムパッキンを備え、ややごつい形状ながらも、一般的な押し込み式のカバーとなっている。というのも本機は、G'zOne W42CAのような耐衝撃の性能は備えないため、“防水”という点ではこれで十分なのだという。カバー自体もやや柔らかい素材を採用し、この柔軟性も活用して防水性を確保するようだ。
防水性能は、あらゆる方向からのノズルによる噴流水(内径6.3ミリのノズルで約3メートルの距離から約12.5リットル/分の水を3分以上注水)を浴びても電話機としての性能を保つIPX5と、常温の水道水において水深1メートルまでの深さに約30分間放置しても内部に浸水しないIPX7相当となっている。
W52CAのmicroSDスロットはG'zOne W42CAと同じように、少しでも外部の開口部を減らすためかバッテリーの裏側に配置する。
microSDを頻繁に抜き差しする場合はやや面倒だが、素手で開けられるようにしたバッテリーカバーにより、G'zOne W42CAよりは楽だと思われる。
前モデル「W51CA」まで、最近のカシオ計算機製端末は波状のステップキーを採用していた。対してW52CAは、フラットなタイル状のキーとなった。パッと見で押しにくい印象を受けたと思われる、従来からのカシオ端末ユーザーから多く質問が届いた。
W52CAのダイヤルキーは太めのフレームで区切られ、[始話][終話]キーに微妙なくぼみを設けるなどの工夫が盛り込まれている。数時間、試用機を触った限りでは押しにくさや操作のしにくさは感じず、そこそこのクリック感もあるものだったが、じっくり使ったならばまた違った差を感じるのかもしれない。
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