“防水”のバッテリーカバーはどんな構造?──「W52CA」「W52CA」の“ここ”が知りたい(1)

» 2007年06月20日 21時41分 公開
[青山祐介,ITmedia]
photophoto カシオ計算機製の防水ワンセグ携帯「W52CA」。コライユグリーン、プラージュホワイト、パルミエブラウンの3色を用意する

質問:バッテリーのカバーはどんな構造?

 2006年夏モデルのタフな防水携帯「G'zOne W42CA」のように、防水ケータイといえばバッテリーカバーにロック機構を備えることが多い。2007年夏モデルの防水ワンセグ端末「W53SA」も、同様の回転式ロックを備えている。

 一方、「W52CA」は内側にゴムパッキンを備え、ややごつい形状ながらも、一般的な押し込み式のカバーとなっている。というのも本機は、G'zOne W42CAのような耐衝撃の性能は備えないため、“防水”という点ではこれで十分なのだという。カバー自体もやや柔らかい素材を採用し、この柔軟性も活用して防水性を確保するようだ。

 防水性能は、あらゆる方向からのノズルによる噴流水(内径6.3ミリのノズルで約3メートルの距離から約12.5リットル/分の水を3分以上注水)を浴びても電話機としての性能を保つIPX5と、常温の水道水において水深1メートルまでの深さに約30分間放置しても内部に浸水しないIPX7相当となっている。

photophoto やや柔らかい形状で内側にゴムパッキンを備えたバッテリーカバー。“タッパーウェア”のフタのような考え方を採用したという
photophoto 充電端子や角形イヤフォン端子用のカバーもゴムリングで防水対策が施される

質問:microSDはバッテリーを取り外さなくても出し入れできる?

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 W52CAのmicroSDスロットはG'zOne W42CAと同じように、少しでも外部の開口部を減らすためかバッテリーの裏側に配置する。

 microSDを頻繁に抜き差しする場合はやや面倒だが、素手で開けられるようにしたバッテリーカバーにより、G'zOne W42CAよりは楽だと思われる。

質問:前モデルからキーの形状が変わったが、押しやすさはどうか

 前モデル「W51CA」まで、最近のカシオ計算機製端末は波状のステップキーを採用していた。対してW52CAは、フラットなタイル状のキーとなった。パッと見で押しにくい印象を受けたと思われる、従来からのカシオ端末ユーザーから多く質問が届いた。

 W52CAのダイヤルキーは太めのフレームで区切られ、[始話][終話]キーに微妙なくぼみを設けるなどの工夫が盛り込まれている。数時間、試用機を触った限りでは押しにくさや操作のしにくさは感じず、そこそこのクリック感もあるものだったが、じっくり使ったならばまた違った差を感じるのかもしれない。

photophoto 押しやすさに定評のあった波形キー採用の「W51CA」(右)に対し、W52CA(左)はフラットなキーに変わった

 ※今回の検証および確認はあくまでも開発段階の試作機によるものです。製品版では仕様が変わる可能性があることをご了承ください。

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