バンダイ,韓国企業と手を組んでオンラインゲームに参入

バンダイは,10月にも韓国製オンラインゲームの国内サービスを開始する。

【国内記事】 2001年7月10日更新

 バンダイは7月10日,韓国のGame VentureおよびDAIWON Cartoon Industryとオンラインゲームサービスを手掛ける合弁会社を設立すると発表した。同社は,日本でもブロードバンドインフラが普及期に入ったと判断。オンラインゲーム事業を開始するにあたり,ネット先進国といわれる韓国から技術とノウハウを導入することでスピーディな事業展開を図る。


「Fortress」に登場するキャラクター。付属アイテムでパワーアップする。
(c) 1999-2001 x2game.com

 新会社の名称は「バンダイゲームベンチャー」(Bandai GV)。まず韓国で流行しているオンライン対戦ゲーム「Fortress」(ポトリス)シリーズなどをローカライズし,10月の「東京ゲームショウ」で公開するという。Fortressは,Game Ventureが1999年にサービスを開始した人気オンライン対戦ゲームで,韓国では全人口の5分の1にあたる950万人がユーザー登録しているという。

 バンダイでは,「10月中に日本向けのサービスを開始し,1年間で15万人の会員獲得を計画している」と話す。将来的には,バンダイのキャラクターを使ったオリジナルオンラインゲームなども開発し,日本および韓国市場でサービスを展開する予定だ。

 Bandai GVの資本金は1000万円。バンダイが60%,Game Ventureが30%,DAIWONが10%を出資する。本社は都内に置くが,ゲームサーバの運営はGame Ventureに委託する方針だ。「Game Ventureは,低コストでオンラインゲームサーバを運営するノウハウを持っている」(同社)。

関連リンク
▼ バンダイのニュースリリース

[芹澤隆徳,ITmedia]

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