IPカメラ,学校への導入進む

日本メイコムのブースでは,IPカメラの新製品「CryptoCam」を展示している。無線LANシステムを組み合わせれば,遠隔地からの監視/操作も可能だ。

【国内記事】 2001年7月18日更新

 常時接続時代のアプリケーションとして注目を集めているネットワークカメラ(IPカメラ)だが,池田小学校の事件以後,教育現場への導入が進みつつある。校門などに設置し,不審な人物が入り込まないよう監視するためだ。これに無線LANシステムを組み合わせれば,遠隔地からの監視/操作も可能になる。

 サムスンの日本総代理店である日本メイコムのブースでは,IPカメラの新製品「CryptoCam」を展示している。CryptoCamは,ズーム機能こそ持たないが,上下左右に方向を変えることが可能。今回は,日本に入ってきたばかりで詳細なスペックは分からなかったが,実動機を見るかぎり,上下60度/左右180度程度は動けるようだ。また,ディスプレイに表示された撮影画像の一部をクリックするだけで,そちらを向いてくれる操作の簡便さも特徴。

価格は未定。間もなく出荷予定

画像内をクリックすると,その場所が中央にくる。1台のPCで最大16機のCryptoCamを操作できる(16分割画面表示が可能)

 CryptoCamでは,認証サーバ(Cryptoサーバ)と組み合わせることで,閲覧者を限定することができる。「学校に設置し,父兄にIDを付与しておく。父兄は,インターネットを通じていつでも子どもの様子を見ることができる」(同社)。このほか,固定カメラとして利用する場合は,撮影画像を記録しておき,変更があった場合に通知する機能もある。自動車などの保管場所に設置することで,侵入者の検知に利用できるという。

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▼ 日本メイコム

[芹澤隆徳,ITmedia]

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