Bフレッツで6Mbpsのコンテンツ伝送実験開始NTT東日本,インテル,日本HPの3社は,14日からNTTの光アクセスサービス「Bフレッツ」を使ったコンテンツ配信トライアルを行う。6Mbpsという「これまでにない画質」で映画などを配信する。
NTT東日本,インテル,日本ヒューレット・パッカード(HP)の3社は9月13日,「Bフレッツ」ユーザーに向けたコンテンツ配信トライアルを実施すると発表した。映画などの動画コンテンツは,MPEG2の最大6Mbpsでエンコードされたもの。「従来の700Kbps程度の動画ではMPEG2特有のブロックノイズが見られるが,6MbpsはDVDレベル。今までのインターネット動画配信にはなかった画質だ」(インテルの高橋恒雄通信技術本部長)。
トライアルの目的は,高速ネットワークの市場が拡大したときに必要となる技術とノウハウの蓄積だ。NTTは地域IP網におけるリッチコンテンツ流通について,またインテルとHPは配信サーバやネットワーク技術,そしてクライアントまでを含む広範囲な技術的検証を行う。HPの寺澤正雄社長は,「ブロードバンドとリッチコンテンツがもたらす付加価値の高いサービスをユーザーはまだ体験できていない」と指摘。このトライアルを通じて新しいビジネスモデルの確立を目指すとした。
トライアルは,9月14日から6カ月程度の予定で行われる。HPの配信サーバをNTT東日本のNOCにおき,地域IP網を介して配信。ユーザーは,フレッツのカスタマーサポートサイト「フレッツ・スクエア」から利用できる(別途MPEG2デコーダが必要)。ただし,地域IP網は県単位となっているため,今回は東京エリア(町田市など一部地域を除く)のユーザーのみが対象だ。今後,Bフレッツのエリア拡大に伴い,「11月には4000〜5000ユーザーの規模まで広げたい」(NTT東日本の古賀哲夫営業部長)としている(Bフレッツの拡大予定エリアについては,こちらを参照)。 配信システムは,沖電気の「MediaServer」とリアルネットワークスの「Real Server Professional」を採用。あわせて,「フレッツ・ADSL」や「フレッツ・ISDN」ユーザーに向けたRealVideo/Audioのコンテンツも用意する。なお,コンテンツの調達はインテルが担当している。既に決まっているコンテンツと協力会社は以下の通り。
なお,フレッツユーザー以外でもトライアルに参加できるよう,各社がショウルームなどに「FTTHショーケース」を設置する予定だ。 関連記事 関連リンク [芹澤隆徳,ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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