有線ブロードとデジハリ，ブロードバンドカフェを披露

有線ブロードとデジタルハリウッドがプロデュースするブロードバンドカフェが渋谷「QFRONT」の6階に正式オープンした。

【国内記事】

2001年9月20日更新

　有線ブロードネットワークスとデジタルハリウッドがプロデュースするブロードバンドカフェ「UBUSUNA」（うぶすな）が，9月20日に正式オープンした。有線ブロードは，エンドユーザーにFTTHを訴求する常設スペースの設置を進めており，今回のUBUSUNAもその一環となる。

　渋谷「QFRONT」の6階にあるUBUSUNAは，NTT東日本が無線インターネットの実証実験「Biportable」を行った際，ホットスポットの1つに利用されていたことでも知られる。NTTの契約終了後，有線の100Mbps光ファイバーを引き込み，ブロードバンドカフェとしてリニューアルされた。これに伴い，店名も「UBUSUNA CAFE powered by BROAD-GATE 01 DIGITAL HOLLYWOOD」に変更されている。

　有線ブロードは，既に三軒茶屋地区で同様のブロードバンドカフェを営業しており，回線のみを提供した「Yahoo! Cafe」を含めると今回が3軒目となる。同社では，これからサービスエリアとなる全国の政令指定都市にも，同様のスペースを確保する方針だ。

UBUSUNAの店内には6台のノートPCを設置し，自由に触れるようになっている

　披露パーティには，デジタルハリウッドの杉山友之学校長も挨拶に立ち，「ブロードバンドの普及に伴い，コンテンツもよりリッチで重いものになるだろう。もちろん，（デジタルハリウッドの）学生にも作ってもらう」とオープンを祝った。

デジタルハリウッドの杉山友之学校長

　また，会場ではディー・リンクの「パノラマストリーム」がデモンストレーションされた。パノラマストリームは，周囲360度を撮影できる特殊レンズとオーサリングツールをパッケージ化したもので，市販のデジタルカメラやビデオカメラにレンズを装着するだけで，手軽にパノラマ映像を作成できる。撮影された円形の画像をコンバータで加工すれば，帯状のパノラマ写真が出来上がる仕組みだ。

ディー・リンクの「パノラマストリーム」

　同社では，これを地図データなどと組み合わせ，パノラマ画像で物件を紹介するアパート・マンション情報や，パノラマ動画を使った観光案内などに利用するという。価格は，地図管理ツールや三脚，水準器など撮影に必要なもの一式（カメラ本体を除く）で70〜80万円程度。

アパートやマンションの中をぐるりと見渡せる

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