九州松下，Webサーバ搭載のネットワークカメラ

九州松下がWebサーバ内蔵のネットワークカメラ「KX-HCM1」を発表した。設置の容易さが特徴で，工場の生産ラインや店舗の監視といった用途に幅広く対応する。

【国内記事】

2001年10月15日更新

　九州松下電器は，コンパクトなネットワークカメラ「KX-HCM1」を10月25日に発売する。KX-HCM1は，Webサーバ機能の内蔵による設置の容易さが特徴。LANやインターネットを介して，離れた場所の画像をカラーで見ることができる。価格は5万2800円。

本体サイズは約116（幅）×115（高さ）×72（奥行き）ミリ。重量は約350グラム

　Webサーバを内蔵したKX-HCM1は，送信用のPCなどを別途設けることなく，ネットワークにつなぐだけで利用できる。クライアントは，WebブラウザにカメラのIPアドレスを入力するだけ。もちろん，パスワードを設定することも可能だ。また，ブラウザからカメラを操作する「リモートPAN＆TILT（パン＆チルト）」機能を搭載しており，左右156度，上下78度の範囲でカメラを動かすことができる。ただし，インターネット経由でカメラにアクセスする際には，固定IPアドレスやポート番号を設定するなど，カメラを特定する仕組みが必要となる。

　撮像素子は32万画素。出力解像度は，640×480ピクセル，320×240ピクセル，160×120ピクセルの3種類で，320×240ピクセルまでなら毎秒15枚，640×480ピクセルでは毎秒7.5枚の画像を送り出すことができる。

　このほか，市販の外部スイッチと組み合わせて照明の点灯やドアの開閉などをメールで通知したり，その時の画像を転送する「アラーム画像転送機能」を搭載。さらに，設定した曜日・時間帯に自動的に画像を送信する「タイマー画像転送機能」も備えた。

　対応OSはWindows 95/98/NT4.0/2000/Me。

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