ヤマハ，ADSLやCATVにも対応した企業向けアクセスルータ

ヤマハは，企業向けアクセスルータのRTシリーズに2機種を追加した。ともに16Mbpsの高スループット処理に加え，IPv6サポート，QoS，動的パケットフィルタリングなど豊富な機能を備える。

【国内記事】

2001年10月19日更新

　ヤマハは，企業向けアクセスルータの新製品として，ADSLやCATV，FTTHなどに対応するブロードバンドルータ「RT105e」と，高速デジタル専用線インタフェース（PRI）を搭載したリモートルータ「RT105p」の2機種を発表した。12月下旬より，順次販売を開始する予定だ。

写真はRT105e。背面には4ポートのスイッチングハブを装備。セカンダリセグメント機能，MDI/MDI-X自動判別機能もある

　いずれも16Mbpsの高スループット処理に加え，IPv6サポート，QoS，インターネットVPNへの対応など，豊富な機能を備えている。セキュリティ面では，侵入してきたパケットをルータ内の侵入パターンデータベースと照合して不正アクセスを検出する「不正アクセス検知機能」や，静的／動的パケットフィルタリングによるファイアウォール機能を装備した。

　主な仕様と価格は以下の通り。

製品名	RT105e	RT105p
LAN側	10/100BASE-TX（スイッチングハブにより4ポート）
WAN側	10/100BASE-TX	PRI（専用線，フレームリレー対応）
WAN側プロトコル	PPPoE	PPP，フレームリレー
ルーティング対象プロトコル	IP，IPv6，IPX
ルーティングプロトコル	OSPF，BGP4（予定），RIP/RIP2，RIPng（IPv6），RIP（IPX）
アドレス変換機能	NATディスクリプタ（NAT，IPマスカレード拡張機能），静的IPマスカレード
セキュリティ	ファイアウォール（不正アクセス検知機能，動的／静的パケットフィルタリング），VPN（IPSec），PPTP/L2TP（予定），IN/OUT制御，PAP/CHAP
管理プロトコル	SNMP
認証機能	―	RADIUS
QoS機能	優先制御，帯域制御，WFQ
対障害機能	VRRP（障害時にルータを自動切り替える）
本体サイズ	220（幅）×141.5（奥行き）×42.6（厚さ）ミリ
重量	700グラム
価格	11万円	18万円
発売時期	12月下旬	1月下旬

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