福岡県が大容量バックボーンを整備,企業に無料開放

【国内記事】 2001年10月31日更新

 福岡県は,大容量IPネットワーク「ふくおかギガビットハイウェイ」(FGH)の運用を11月9日に開始する。ネットワークはISPや企業に無料で開放,県内のブロードバンドサービス普及とIT化促進を図るのが狙いだ。

 FGHは,福岡,北九州の両政令指定都市と久留米,大牟田など県内7市のアクセスポイントを結ぶ2.4Gbpsの光ファイバー幹線。福岡市のアクセスポイント経由でインターネットに接続,東名阪などの主要都市ともVPNで結ばれる。県は2001年2月に「ふくおかギガビットハイウェイ基本構想」をまとめ,「IT先進県の実現」に向けてFGHの整備を進めてきた。

 FGHは,企業や教育機関などに無料で開放する点が特徴。ISPやデータセンターのバックボーンや企業イントラネット,大学のネットワーク構築などへの利用を想定している。

 特にADSLなどブロードバンドサービスを展開したいISPにとっては,無料で大容量バックボーンを利用できる点が強みになる。既にニューセンチュリーグローバルネット(神戸市),ワイヤレスインターネット(東京)がバックボーンに利用することを決めている。運用保守は九州通信ネットワーク(QTNet)が24時間体制で行う。

 県は運用開始日の11月9日午後2時から,オープニングセレモニーを福岡市の「アクロス福岡」(中央区天神)で開く。FGHに技術協力した米Cisco SystemsのJohn Chambers社長兼CEOと麻生渡知事との対談(録画放映)や,FGHユーザー企業のブロードバンドデモなどが行われる。定員500人。無料。

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▼ ふくおかギガビットハイウェイ

[ITmedia]

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