電車内にブロードバンドコンテンツ配信　NTTと東急

2NTT（持株会社）と東急エージェンシーは，ブロードバンドコンテンツ・広告配信を検証する共同実験を11月21日に開始する。実験は，東京急行電鉄の車内での車両 内と東京・渋谷の駅周辺で行う。

【国内記事】

2001年11月20日更新

　NTT（持株会社）と東急エージェンシーは11月20日，光ファイバーを利用したブロードバンドコンテンツ・広告配信を検証する共同実験を11月21日から始める。

　実験は東京急行電鉄（東急）の車両内と東京・渋谷の駅周辺で行う。東急東横線の車両内に車載端末を設置。講談社の情報誌「TOKYO 1週間」が提供するエリア情報にURLを記載し，iモード端末でアクセスすることで電子クーポンなどをダウンロードできる。また車載端末には東横線渋谷駅構内などのライブ映像を配信。映像は，自由が丘駅と渋谷駅のホームに設置された2.4GHz無線LANを使って停車中の車両に配信する試み。カメラとカメラサーバ間は5GHz無線LANを利用する。

　街頭では，東横線渋谷駅の大改札前に100型ディスプレイを活用した電子広告ボードを設置。車両内で放映されるコンテンツや映画のプレビュー，協賛各社の広告などを上映する。コンテンツはユーザーがiモード端末で切り替えられるインタラクティブな仕組みを持つ。

　車両内実験は11月21日から1週間程度。街頭実験は11月23日から25日までの3日間の予定。

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