IPA,大発生の「Badtrans.B」に警告

【国内記事】 2001年11月27日更新

 情報処理振興事業協会(IPA)セキュリティセンターは11月27日,被害が相次いでいるコンピュータウイルス「W32/Badtrans.B」について情報を公開した。

 同ウイルスはInternet Explorer 5.01以降のセキュリティホールから感染し,MAPI機能を利用して増殖するほか,ユーザーのキーボード操作を記録するトロイの木馬を仕込む。同センターには同日午後1時45分時点で国内50件の相談・届出が寄せられている。

 感染を防ぐにはInternet ExplorerにそれぞれSP2を当てるか,6.0にアップグレードする必要がある。ただし6.0にアップグレードする場合はOutlook Expressを含む標準構成以上でセットアップしなければ意味がない。

 感染してしまった場合は,ウイルスワクチンソフトを使って全ウイルスファイルを削除した上,レジストリ「HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Windows
\CurrentVersion\RunOnce\Kernel32=kernel32.exe」を手動で削除する必要がある。ただしレジストリの修正を間違えるとPCが起動しなくなるなどのダメージを受けることもあるため,注意が必要だ。

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[ITmedia]

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