バーテックス,DRMをパッケージ製品化して発売バーテックス リンクは1月30日,デジタルコンテンツの違法コピーを防止するDRM(Digital Rights Management)製品シリーズを発表した。
バーテックス リンクは1月30日,デジタルコンテンツの違法コピーを防止するDRM(Digital Rights Management)製品,「Contents Protector」シリーズを発表した。イーストラテジーが開発した「Net-Guardians」技術をベースに独自のユーザーインタフェースを加え,操作性と運用性を高めたパッケージだ。ユーザーニーズに従い,小規模な社内システムからASP/CDN事業者のコンテンツ配信事業にまで対応できる。 Contents Protectorは,画像,動画,文書に特化した3製品をラインアップした。いずれもWebブラウザベースのインタフェースでライセンス形態の設定やコンテンツのアップロードができる。 画像用の「Contents Protector for Graphics」は,JPEG,GIF,BMPの3種類をサポート。電子透かし技術を応用し,半透明GIFを用いて著作権や課金の情報を保持する仕組みだ。いわば,「透明なフィルムを,ファイルの上に被せるようなもの」(同社)。処理を施されたファイルは,Webページからのドラッグ&ドロップやマウスのスピードメニュー(右クリック)で保存しても再利用できない。
というのも,保存できるのは,上に被せられた半透明GIFだけで,ファイルを開くと著作権情報が表示される。ブラウザにキャッシュされる画像ファイルも同様だ。さらに,「スクリーンキャプチャーでも(画像を)取得できなくする仕組みも開発中だ。2月中旬から下旬にはリリースできる」(イーストラテジーの辻正人代表)という。 映像ファイルやストリーミングコンテンツを対象とした「Comtents Protector for Media」は,マイクロソフトのWindows Media Technologiesをベースとしたシステム。再生回数や再生期間の設定ができるほか,「例えば,アンケートに答えると再生可能といった制御もできる」。また,課金システムとのインタフェースも提供される予定だ。対応フォーマットは,Windows Media Audio,Windows Media Videoなど。 オフィス文書やPDFの著作権管理を行うのが「Contents Protector for Documents」。印刷の可否や回数,文書の変更可否などを設定できる。対応するファイルは,.txt,.csv,.html,PDF,など。 いずれの製品も,企業内イントラネットや一般サイト向けの「Enterprse Edition」(最大4CPUまで)が300万円,会員向けコンテンツビジネスにも使える「Advanced Edition」が500万円,大規模サービス向けの「ASP/CDN License」は1000万円より(年間保守料金として製品価格の30%が必要になる)。このほか,より小規模なSOHO向けパッケージも計画中だ。
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