チェック・ポイント,セキュリティ重視のルータ「S-box」を参考出展

チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズは,アンチウイルスやVPNクライアント機能を備えたブロードバンドルータ「S-box」を「NET&COM 2002」で展示している。

【国内記事】 2002年2月7日更新

 ファイアウォールやVPN製品で知られるチェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズは,幕張メッセで開催中の「NET&COM 2002」にVPNやウイルスチェックにも対応するブロードバンドルータ「S-box」を出展した。

 S-boxは,チェック・ポイントの社内カンパニーであるSofaWareが開発したもの。ルータとしての機能はごく一般的なものだが,同社の「SMS」サーバと連携することで,さまざまなセキュリティサービスが実現する。



本体は,4ポートの10/100BASE-TX有線LANポートを備える。実効スループットは約22Mbps(FTP)。ただし,VPN使用時は1.5Mbps程度になるという。本体サイズは200(幅)×120(奥行き)×30(高さ)ミリ

 例えば,メールのウイルスチェック。同様の機能を持つルータとしては,トレンドマイクロの「GateLock」があるが,S-boxの場合はサーバ側で処理を担当する点が異なる。このため,受信時の速度向上が期待できるという。

 ただし,ウイルスチェックはS-boxのメイン機能ではない。同社シニア・テクニカル・コンサルタントの西野謙一氏によると,「S-boxの特色は,チェック・ポイントの技術を活かしたVPN(同社のVPN-1相当)とファイアウォール。そして,SMSを使ってサービスプロバイダー側からS-boxをコントロールできること」という。

 SMSと連動して可能になる機能は,VPN,コンテンツのペアレンタルロック(年齢視聴制限),ファイアウォールの設定ファイル更新,そしてファームウェアのアップデートなど。ファームウェアを更新する際,S-boxのユーティリティ画面(Webブラウザで利用)に設定項目を追加することも可能だ。

 逆に,ユーザーがSMSに対して要求を投げることもできる。ユーザーは,やはりWebブラウザでSMSのユーザー設定を呼びだし,追加したいサービスを選択するだけ。SMS側が自動的に設定を変え,S-boxのファームウェアもアップデートしてくれる。

 つまり,通信事業者がS-boxを採用していれば,サービスを追加するときも電話やはがきが不要になるわけだ。しかし,実際は「ユーザーが勝手に設定を変更することに抵抗を示すサービスプロバイダが多い」(西野氏)という。「国内で出荷するときは,この機能を使わない可能性もある」。

 もう1つの特徴は,S-boxが4Mバイトのフラッシュメモリを2つ搭載していること。「例えば,ファームウェアのアップデート中に,それを知らないユーザーが電源を切ってしまったら……。従来のルータでは起動できなくなり,センドバック修理になるだろう」。S-boxでは,片方のメモリに直前のファームウェアを維持しているため,自動リカバリーが可能だ。

 チェック・ポイントでは,ISPや回線事業者に対してS-boxの採用を働きかけている。日本で店頭販売を行う予定はないが,米国での価格は299ドル(ルータとファイアウォール機能のみのバージョン)より。

関連リンク
▼ チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ
▼ SofaWare
▼ 「NET & COM 2002」公式サイト

[芹澤隆徳,ITmedia]

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