シャープ,無線LAN内蔵の「MURAMASA」発表

“最薄ノートPC”として当時人気を誇った「MURAMASA」にCD-R/RW&DVD-ROM内蔵モデルが登場する。無線LANも内蔵し,軽量かつハイスペックを誇る。

【国内記事】 2002年3月13日更新

 シャープは3月13日,CD-R/RW&DVD-ROMコンボドライブと無線LANを内蔵したMURAMASAの新機種「PC-MV1-C1W」を発表した。3月30日の発売で,価格は25万円程度。


 同時に無線LANを含まない「PC-MV1-C1H」も4月13日より発売される。価格は24万円程度。こちらは「シャープに送付することで無線LANにアップグレードするサービスも提供する予定」(シャープ)

 Pentium III/1GHz-Mを搭載など,ハイパフォーマンスを追求しながら,最薄部で25.4ミリの厚さ,1.9キロの重さを実現した。ドライブユニットは取り外すことも可能で,ウェートセーバーを装着することで1.67キロとなる。

 バッテリー駆動時間は3.1時間ながら,オプションの増設バッテリーを接続することで最大約6.2時間の動作を可能にしている。「標準バッテリーでもDVDビデオが2時間再生できる」(シャープ)

 液晶には12.1型XGA低反射ブラックTFT液晶を採用。DVDムービー再生時に,画質を自動調整する「Movie Effector」機能も搭載する。モバイルでの利用を重視しながらも,家庭内での利用も想定。家庭のテレビでDVDを見られるS映像出力を備え,ドルビーヘッドフォンにも対応する。


左は従来のCD-ROMのない「MURAMASA」。液晶パネルは同様のキャビネット一体型表示ユニットを使っている。サイズはほとんど変わらない


無線LANは液晶の両脇にアンテナが内蔵されている。「Fn」+「F1」でオン/オフが可能


背面部。左から電源コネクタ,USB×2,IEEE1394,Sビデオ


左側面。LANコネクタ,モデム,PCカードスロット,マイク,ヘッドフォン


右側面。取り外し可能なコンボドライブ

 主な仕様は以下の通り。

型名PC-MV1-C1W
CPUモバイルPentium III/1GHz-M
チップセットIntel 830MG
メモリSDRAM 256Mバイト(最大768Mバイト)
液晶12.1型XGA(1024×768ピクセル)
HDD30Gバイト
FDD別売り
ドライブCD-R/RW&DVD-ROMコンボドライブ
インタフェースアナログRGB,ヘッドホン/オーディオ/光デジタルオーディオ,S映像出力,USB×2,マイクロホン入力,パラレルポート(専用コネクター),IEEE 1394,モデム
LANIEEE802.11b内蔵,100BASE-T/10BASE-T
PCカードTypeII×1
バッテリー駆動時間約3.1時間
サイズ(幅×奥行き×高さ)282×239×25.4〜27.7ミリ
重さ1.67キロ
OSWindows XP HomeEdision

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[斎藤健二,ITmedia]

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