ニュース 2002年5月21日 07:01 PM 更新

ニフティ、P2P型のビデオチャットサービス開始

ニフティが「@nifty」会員向けに、ブラウザベースのP2P型ビデオチャットサービス「Eyeball パティオ Lite」を開始した

 ニフティは5月21日、同社が運営するインターネット接続サービス「@nifty」会員向けに、ブラウザベースのP2P型ビデオチャットサービス「Eyeball パティオ Lite」を開始したと発表した。同サービスは、カナダのビデオソフト開発メーカーEyeball Networkの技術をベースに、ニフティとプロハウスが共同で開発したもの。最大で同時に3人とビデオチャットできるのが特徴。動画のほか、テキストメッセージやファイルを送信することも可能だという。

 Eyball パティオ Liteは、Eyeballの独自技術「Any-Firewall Technology」を採用し、ファイアウォール内やブロードバンドルータ経由の利用者による接続を「可能な限り」(ニフティ)可能にしたという。また、同社の「Any-Bandwidth Technology」と呼ばれる技術により、回線状況に応じて画像・音質の品質を最適化することができる。例えば、参加者の中で最も回線速度が遅いユーザーにあわせて、フレームレートを設定する機能などを備えるという。同時アクセス数は最大で1万人を想定している。なお、P2P型のサービスのため、ニフティでは同サービスの運営に関して、ログインユーザーの管理のみを行い、やり取りされるデータについては関与しない。


ビデオチャットの楽しさをアピールするニフティコミュニティ部の鈴木孝充部長

 月額料金は500円で、「パティオネーム」と呼ばれるログインネームを登録し、チャットに参加する。パティオネームは1つの@niftyIDにつき3個まで取得することが可能(1つ追加するごとに月額500円が加算される)。なお、ニフティでは、サービスの登録を行った月は料金を無料にする。また、今夏をメドに多人数での対話が可能な「Eyeball パティオ Pro」の提供を予定している。

 ニフティニでは、昨年末に開始した@niftyで提供してるVoIPサービス「Go2Call」(PCtoPHONE)の利用者は1万2000人(5月現在)を獲得したことに加え、また、@nifty上でビデオチャットについてアンケートを行ったところ、「利用したい」と回答したのが9割以上を占めたことから、同サービスの立ち上げを決めた。「出会い系のビデオチャットサービスではなく、IM(インスタントメッセンジャー)のビデオ版を目指して開発した」(ニフティコミュニティ部の鈴木孝充部長)。

関連リンク
▼ Eyeball パティオ Lite
▼ @nifty

[ITmedia]

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