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2002年5月27日 01:24 PM 更新
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全体インプレッション
“オンライン”で今後の市場拡大を予感
これまで3日間にわたって速報をお届けしてきたが、最後に全体のインプレッションをまとめて現地からの速報を終わりたい。
「出展企業および来場者数の規模が頭打ちになった」という声も聞かれる今年のE3であるが、それでも世界70か国から約400社の出展、6万人以上の来場者を見込み、巨大なトレード・ショウであることに変わりはない。来場者は誰もがゲーム関係者というわけでは当然なく、最先端のテクノロジーを見つけにやってくる人も多い。
E3のよいところは、これら最先端の技術が具体的なソリューション(コンテンツ)として実体験できるところだ。ハード側のテクノロジーに実際のソフトを走らせることで「一体それ(テクノロジー)で何ができるのか」という具体的なイメージを集結させたのがE3だということもできる。
PS2、Xbox、GameCubeが相次いでオンラインサービスをアナウンスしたとおり、今年のE3は「オンライン」が最大のテーマとなった。全体的な印象としては、まだまだ始まったばかりで動向が見えない、というのが正直なところ。とはいえ、これを受けてソフト側もオンライン対応のゲーム開発に本腰をあげていくことになるだろう。PCのオンラインゲームとの差別化が今後のポイントとなる。
インターネット、特にブロードバンドがゲーム産業に及ぼす影響はさらに大きくなり、今後のE3はエンターテインメントに加え、最新ITの発表の場として変貌を遂げていくことが容易に想像できる。ゲーム産業がオンライン化することで、市場がさまざまな方向へ広がっていく予感を与えてくれるイベントとなった。
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[記事提供:RBBTODAY
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