ニュース	2002年5月30日　11:52 PM 更新

NTT-ME、地図情報システムをパッケージ販売

NTT-MEは、ハード、ソフト、コンテンツをパッケージにすることで価格を抑えた地図情報配信システムを販売する。地方自治体や企業などがターゲットだ

　NTT-MEは6月3日より、Web経由で地図情報を配信できるシステム（Web-GIS）を導入するにあたり、必要となるハードウェア・ソフトウェア・コンテンツをパッケージングした「GISMEパック」を販売する。地方自治体や企業が主な販売対象。

　販売価格は地図データを必要とするエリアの広さによって異なり、1都県の場合640万円から。ライセンスごとに購入するケースと比べ、2分の1以下の安価な価格ですむという。

　アプリケーションには地図の閲覧や住所・郵便番号検索機能、地図上の特定のポイントにアイコンを表示する機能など、基本機能が予め備わっている。これにより、「加盟店の案内や、防災マップ提供などに利用してもらえればと考えている」（NTT-ME）。

　パッケージの主な構成は以下のとおり。ソフトウェア「GISME」はLinuxベースで、GISエンジンの上でNTT-MEが開発した基本アプリケーションを走らせる。地図データには、NTT-MEが従来より販売していた地図データ「MEMAP」を使用する。

　「地図情報を配信するサイトを構築しようとすると、ASPでは管理者側の自由度が低いし、GISでは高価で、開発に時間がかかるという難点があった。GISMEなら、こうした問題を解決できる」（NTT-ME）。

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[杉浦正武, ITmedia]

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