NTT-MEがゲームASP実験を開始、“DIABLO”など20タイトル用意NTT-MEは6月10日、NTT-Xと日商エレクトロニクスと共同で、PC用パッケージソフトのASPサービス実験を開始した。20タイトルのゲームを無料で配信。ソフトはインターネットを利用してストリーミング配信されるため、インストールせずにプレイできる。
Stream Theory Player ゲームをプレイするには、“プレイヤー”となる専用クライアントソフト「Stream Theory Player」をダウンロード・インストールする必要がある。ソフトは「トゥームレイダー5 クロニクル」(体験版)、「オペレーション フラッシュポイント」(体験版)、「Age of Empires II」「DIABLO II」など20タイトルを用意した。対応OSはWindows 98/Me/2000/XP。ASDL、FTTHなどのブロードバンド環境が必要だ。 NTT-MEのポータルサイト「WAKWAKキャスト」に開設した同サービス専用サイトと、NTT-Xのゲームサイト「gooGame」で提供する。実験は7月14日まで。 実験では、米Stream Theoryが開発した、ソフト自体をストリーミング配信できるアプリケーションストリーム技術「Stream Theory System」を採用した。 同技術は、ソフトを分割・ブロック化してストリーミング配信する。ユーザーがソフトを利用する場合、起動に必要な最低限のブロックをキャッシュとして取り込むため、ゲームソフトの大容量データをダウンロードしてインストールする必要がない。またソフトを使用している間に、次の処理に必要なブロックをストリーミング配信することで、待ち時間を最小化したとしている。 既存のソフトをそのままエンコーディングして配信できるため、ベンダーは専用のソフトを開発する手間を省くことができる。また配信するソフトを暗号化することも可能で、違法コピーを防止できるほか、配信したソフトの利用状況のログが残り、どのユーザーがどの程度ソフトを利用したかを一元的に監視できる。期間など利用条件を設定することも可能だ。 実験には約1万人の参加を見込んでおり、利用状況などのデータを蓄積・分析して商用化に向けた検討を行う。またソフト会社を対象としたサービスプラットフォームの提供や、企業向けに配信サーバを販売し、ソフトの一括管理に利用してもらうことも計画している。 実験では、NTT-MEがサービスの提供、配信サーバ のホスティングを、NTT-Xが「gooGame」での配信窓口の提供を、日商エレクトロニクスがプラットフォームの開発・運用を担当する。 関連リンク ニュースリリース 「WAKWAKキャスト」 「gooGame」 [ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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