11日朝「金環日食」のもう1つの見どころ明日朝ライブ中継される天文ショーで、ある技術がコンテンツ配信ネットワークとして採用されている
既報のとおり、6月11日に非営利団体のライブ!ユニバースが、金環日食の様子をライブ配信する。その際、コンテンツを配信する経路の1つとして、P2Pストリーミング技術「シェアキャスト」も採用されている。アクセス集中に耐え、“ライブ配信向き”を標榜する同技術にとって、貴重な実証実験の場になりそうだ。 ライブでは、金環日食の様子をテニアン島、韓国、日本、メキシコなど6カ所からのストリーミング映像を中継、国内の日本科学未来館に集めて編集・配信する。配信時のビットレートは、56Kbpsと300Kbpsの2種類。このCDNの末端部分に、シェアキャストのサーバを接続した。 これにより、通常のストリーミング配信のほかに、シェアキャストによるP2Pストリーミング配信も可能になった。専用ソフトウェアをインストールしたユーザー同士で、ツリー構造のネットワークを構成してストリーミングコンテンツを視聴できる(詳細は記事参照)。 今回から、シェアキャストは仲介サーバを改良して、NATなどを介してネットワークに接続しているピアでも、ほかのピアが接続できるようにした。具体的には、ルータが持つグローバルIPアドレスとNAT変換後のプライベートアドレスの両方を、仲介サーバ側で認識できるようにしている。これにより、実証実験時に多く見られた“ルータ環境にあるピアが子クライアントをつなげられない”という事態の解消を狙うという。 ライブ!ユニバースは今後、11月19日に「しし座流星群」を、12月4日には「皆既日食」をそれぞれライブ中継する予定。これらのイベント時にシェアキャストが引き続き参加する可能性も、「かなり高い」(アンクルの斎藤社長)とした。 関連記事 P2Pストリーミングがもたらす世界 Streaming Now!〜流れをつかめ!P2Pストリーミングの可能性〜シェアキャスト実験参加レポート 6月11日の金環日食をライブ中継 関連リンク ライブ!ユニバース シェアキャストのサイト [ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
最新スペック搭載ゲームパソコン
最新CPU搭載パソコンはドスパラで!!
FEED BACK |