ストリーミング市場は動画広告で立ち上がる――IDC調査調査会社のIDCがストリーミング市場に関する調査報告書を発表。2006年には1680億円規模になると予測している
IT専門調査会社のIDC Japanは6月13日、国内ストリーミングコンテンツ市場規模予測に関する調査結果を発表した。それによると、ストリーミングコンテンツ市場は2006年に1680億円規模に達するという。また、ストリーミングコンテンツの中でも、オンデマンド型の急成長が見込まれ、2006年の市場規模はオンデマンド型がライブ型の約7.7倍になる見込みだとしている。 IDCでは「ブロードバンドの急速な普及により、ストリーミング市場は大きな成長が見込まれる」としたうえで、「著作権処理が最もシンプルなコンテンツから普及が進んでいくだろう」と予測。「著作権処理システムの標準化動向とのかねあいで、まずは教育向けなどのコンテンツから普及していくと見られる」(IDC)。
IDCでは、ストリーミングはライブ放送よりも、eラーニングなどで使われるオンデマンド型が主流になると予測する さらにIDCによれば、ストリーミング市場の拡大には「動画広告」が大きく貢献するという。「2003年以降、動画広告は本格的な立ち上がりを見せると考えられる。広告収入が確保できるようになればストリーミング市場はビジネスモデルを確立することができるだろう」(IDCリサーチマネージャの鈴木久美氏)。 またこの調査では、ストリーミングコンテンツとダウンロード型コンテンツについても比較している。「パッケージからデジタルコンテンツへの移行が進んで行くなかで、映像コンテンツは、音楽やゲームなどの市場とは異なり、ダウンロード型ではなくストリーミングへとシフトしていく。権利処理の問題から、セルビデオやDVDの代替が映像コンテンツのダウンロードになるとは考えにくい」(IDC)。 関連記事 ネット広告はブロードバンドで日の目を見る──AdSociety、 CEOインタビュー 関連リンク IDC Japan [中村琢磨, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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