クロスビーム、Windows XPベースのSTB「Netty」をリリースクロスビームネットワークスは、CATVやFTTHサービス向けのセットトップボックス「Netty」をリリースした。OSに「Windows XP Home Edition」を採用し、機能制限をなくすことで他社との差別化を図る
クロスビームネットワークスは、CATVやFTTHサービス向けのセットトップボックス(STB)、「Netty」を発表した。OSに「Windows XP Home Edition」を採用し、独自のユーザーインタフェースやブラウザ、メーラなどを搭載。「最新の汎用OSによって機能面の制約をなくした」(同社)のが特長だ。
中身はPCアーキテクチャそのもので、CPUはCeleron/1.2GHz。8倍速DVD-ROMドライブやSビデオ・コンポジット出力端子を標準搭載しており、家庭用TVに接続してインターネット端末やDVDプレーヤーとして利用できる。また、ワイヤレスキーボードや赤外線リモコンも装備した。 同社があえてPC用のOSを採用した理由は「他社製STBとの差別化のため」。最近はWebコンテンツにもFlashやJavaを利用したものが多く、機能的に制約のある専用OSでは対応が難しいという判断があったという。これに対してWindowsベースであれば、すべてのアップグレードに対応できるうえ、ストリーミングコンテンツもフォーマットを問わずに再生できる。同社では、Nettyの標準仕様で1Mbps程度のストリーミングコンテンツを再生できるとしている。
問題は、判りにくいPCのユーザーインタフェースだが、Nettyでは2つの独自インタフェースとWindows XPモードを用意し、これに対処している。つまり、PCの知識のないユーザーなら独自インタフェースとリモコンという簡単な操作を、PCのスキルがあるユーザーならWindows XPそのままのインタフェースを、それぞれ利用できるわけだ。もちろん、Windows XPモードならプリンタやデジタルカメラとの接続も可能。 クロスビームでは、既にNettyの販売活動を開始しており、夏頃の本格出荷開始を目指す。価格は、「同スペックのPCよりも低価格で販売する予定だ。DVD-ROM付きで10万円前後になるだろう」(クロスビーム)という。
関連リンク クロスビームネットワークス [芹澤隆徳, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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