ニュース	2002年6月17日　04:57 PM 更新

ISPサイトで利用者が急増　ネットレイディングス

　ネットレイディングスは6月17日、インターネット利用者動向調査「Nielsen//NetRatings」の5月の結果をまとめた。ISPサイトで利用者が大幅に増加。NEC「BIGLOBE」の月間利用者数が初めて1000万人の大台を突破した。

　ISPサイトの利用者数の伸び率は、BIGLOBEが前月比11.5％増となったほか、@niftyが同8.5％増、OCNが同15.8％増、So-netが同11.7％増、DTI（Dream Train Internet）が同9％増と、インターネット利用者全体の伸び率同5.8％を大きく上回る結果となった。

　またYahoo！（前月比7.1％増）やMSN（同9.7％増）、infoseek（同8.2％増）、Lycos（同10.5％増）などのポータルサイトも順調に利用者数を伸ばしている。

　ネットレイティングス社長の萩原雅之氏はISPサイトで急速に利用者数が伸びていることについて「ISPが積極的に押し進めているADSLサービスの加入者数の増加に後押しされている。また（ブロードバンド接続環境が整備され）インターネットの利用頻度が上がったため」と説明している。

　また同氏は「Yahoo！をはじめとする上位サイトが、平均を上回る勢いで利用者を伸ばしており、今後上位サイトが利用者を寡占していくことが予想される」と分析している。

　5月の月間インターネット利用者数は、前年比5.8％増の2571万人。ドメイン別の月間ユニークユーザー数は、yahoo.co.jpが1836万人でトップ。以下、nifty.comの1114万人、biglobe.ne.jpの1063万人、microsoft.comの934万人、geocities.co.jpの932万人と続いている。

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