ネクスターム、Windows CEベースの家庭用液晶端末メンテナンスフリーの通信サービスを実現するのはThinClient? ネクスタームは、外部入力端子を装備した「Nexterm」を投入し、通信事業者やISP向けに販売する
ITベンチャーのネクスタームは、家庭用液晶端末「Nexterm VE」を今秋にも発売する。単体でインターネット端末として動作するうえ、同社のASPサービスと連携してWBT(Windows Based Terminal)として利用することも可能。VGA入力端子を設け、PCと接続することもできる。同社はこれを、ユーザーのスキルに応じてアップグレード可能な家庭用インターネット端末として販売する計画だ。
Nexterm VEは、韓国現代グループのTVチューナー内蔵液晶ディスプレイにAtrong ARM/206MHzベースの基板を組み込んだもの。従来機は、液晶ディスプレイ分離型だったが、一体型とすることで省スペース化を実現した。 OSはWindows CE3.0で、Webブラウザやメーラ、Media Playerなどの基本機能を備えているため、単体でインターネット端末として動作する。CEならではの即時起動やハードディスクレスの設計が、「壊れにくい端末を使ったメンテナンスフリーのインターネットサービス」につながるという。 また、Nexterm SEは米CitrixのMetaFrameやMicrosoftのWidnows 2000 Terminal Serverと連携してWBTとして機能するため、サーバ側が持つWindowsアプリケーションをネットワーク経由で利用できる。エンドユーザー向けのアプリケーションサービスを提供すれば、回線事業の新しい付加価値になるという。さらに、「ユーザーのスキルがアップして、自分のPCを購入した時にも、外部VGA端子があるから投資は無駄にならない」(同社)。 ネクスタームによると、今のところは企業向けにWBTとして販売するケースがメインで、CATV事業者などの採用実績はないという。しかし、「ユーザーニーズに合わせて利用できる手軽なインターネット端末は、通信会社の加入者獲得に貢献できる」として通信キャリアやISP向けにも販売を強化する構え。Nexterm VEは、2002年秋口に出荷を開始する予定だ。
関連リンク ネクスターム 現代グループ [芹澤隆徳, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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