ニュース	2002年6月20日　01:53 AM 更新

文藝春秋、「日本の論点」を有料配信

文藝春秋は6月20日、「日本の論点」をインターネットで有料配信すると発表した。凸版印刷のコンテンツ配信事業「Bitway」を利用してWeb版「日本の論点PLUS」を同日より提供

　文藝春秋は6月20日、「日本の論点」をインターネットで有料配信すると発表した。凸版印刷のコンテンツ配信事業「Bitway」を利用してWeb版「日本の論点PLUS」を同日より提供する。

左から編集プロダクションの弘旬館の渡辺一弘代表、文藝春秋の上野徹常務、凸版印刷情報・出版事業本部の大湊満Eビジネス本部長

　毎年11月に刊行される日本の論点は、時事問題をテーマに論客や当事者の論文を掲載する日本で唯一の年刊論争誌。1992年に発刊されてから10年間で、約1000人が寄稿した「見識の集大成だ」（文藝春秋）。毎年8万5000部を発行し、学生やビジネスマンのレポート・論文作成などの引用文献などに幅広く活用されている。

　日本の論点PLUSでは、当初、過去3年分の論文（371本）を収録。将来的には10年分すべてをデジタル化して掲載する計画だ。執筆者やフリーワードによる多彩な検索機能を備え、論文データベースとして利用できる。また、論点を抑えた時事問題の解説や関連資料を網羅。利用者の投稿論文を紹介する「私はこう思う」コーナーや論客の推薦する図書コーナーなども設けた。

　利用料金は月額800円。@nifty、ASAHIネット、BIGLOBE、コジマ・ドット・ネットなど8社のISPやECサイトが販売を予定しており、とくに@nifty、BIGLOBE、DION、Dreamnetの4社は1日100円で利用できるプランも選択可能だ。

関連リンク
日本の論点PLUS

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