ニュース	2002年7月4日　05:29 PM 更新

民放3局がTV番組ブロードバンド配信をスタート

民放キー局3局が出資するトレソーラが、TV番組のブロードバンド配信実験を9月にスタートする。25−45歳のユーザーをターゲットに、1980−90年代に放送された人気番組を配信する

　民放キー局3局や電機メーカーなどが出資するトレソーラは7月4日、TV番組をブロードバンド向けに配信する「Chance！@トレソーラ」を9月1日からスタートすると発表した。

　トレソーラは、東京放送（TBS）とフジテレビジョン、全国朝日放送（テレビ朝日）らが今年1月に設立。TV番組をネット配信する際にネックになっていたセキュリティ技術や著作権管理などをクリアした上で、各局が蓄積している番組配信を本格的に事業化する計画だ。

　「Chance！@トレソーラ」は本格サービスを前にした試験運用という位置付け。11月30日までの期間限定で行い、ビジネスモデルなどを検証する。

　ターゲットにしている25−45歳のユーザー向けに、1980−90年代に放送された人気番組を配信する。形式はWindows Mediaで、ADSLなどで500Kbpsのストリーミング動画を安定して視聴できる環境を条件としている。料金は定額制の場合は月額1000円。番組ごとに料金を支払って視聴できるプランも予定している。

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