トレンドマイクロも上半期のウイルス感染レポートを発表 大規模感染を起こしたKLEZとBADTRANS.Bは、いずれもInternet Explorerのセキュリティホールを使用して感染を広めるのが特徴で、このセキュリティホールを使うウイルスでは、ほかにもNIMDA(ニムダ)やWORM_ALIZ.A(アリズA)がランクインしている。対策としては、(1)セキュリティホールを修正するアップデートを適用し、さらに(2)侵入しているかもしれないウイルスを検出するために駆除ツールやアンチウイルス製品によるチェックを行わなければならない。どちらか片方の作業だけでは不十分なので注意して欲しい。
上半期で特徴的なのは、日本語のメールタイトルの付くワームが短期間ながら感染を広めたことだろう。6位のWORM_FBOUND.Cがそれだ。2002年にあらたに登場したウイルスのうち、ランクインしたのはこのFBOUND.Cだけとなっている。多くの海外由来のワームが日本でそれほど広まらないのは、英語のメールタイトルや本文のものが多いからだと言われていた通説を裏付けるものといえるだろう。
トレンドマイクロ発表の2002年上半期のウイルス被害ランキングは以下のとおり。
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