ニュース	2002年7月8日　01:19 AM 更新

Broadband Weekly Top 10（6月30日〜7月6日）
N+I、時代は“デュアルモード”へ？

今年のN+Iは、とてもデュアルな展示会だった。意味が分からない？　では解説しよう。

1位: Broadband：無線LAN、時代は“デュアルモード”へ

2位: Broadband：メディアに反旗を翻す吉本興業

3位: Broadband：“国内初” P2Pグループウェアの可能性とは？

4位: Broadband：NTTグループにみるホットスポット“次の一手”

5位: Broadband：Yahoo! BB、12M試験サービス提供局を発表

6位: Broadband：めたりっく通信サービスがYahoo！BBに統合

7位: Broadband：NTT-MEもホットスポット　ポイントは「オープン型」

8位: Broadband：8MbpsオーバーADSL、事前に知っておきたいこと

9位: Broadband：スリムになったAWA無線機、屋外利用も視野に

10位: Yahoo! BBにみるソフトバンクの“崖っぷち”

　日本最大級のネットワーク関連展示会「NetWorld＋Interop 2002 Tokyo」が終了した。ランキングに入った記事も、多くはN+Iネタ。もっとも注目を集めたのは、2.4GHzと5GHzのデュアルモード無線LAN機器の記事だった。

　ところで、今年のN+Iは、とてもデュアルな展示会だった。

　意味が分からない？　では解説しよう。

　まず、テーマがデュアルだ。昨年は「ブロードバンド時代、ここから始まる。」という、ずばりブロードバンドをテーマにしていたもの。それが今年は「ブロードバンド＆ユビキタス」と2重化された。

　次に、展示会場がデュアルだ。昨年は幕張メッセの1〜8ホールまでだったが、今年は“別棟”の9〜11ホールにも進出している。全部見て回るのは一苦労だ。

　さらに、ZDNetの記事本数。エンタープライズチャンネルの特集ページには、昨年の倍近い本数が掲載された（昨年の特集ページと今年の特集ページ）。是非、比べて見てほしい。

　このほか、ShowNetがIPv4とIPv6の両方に対応したり、NTTコミュニケーションズがデュアルスタックの一般向けサービスを展示したりと、デュアルな話題には事欠かない。IPアドレスにしろ、無線LANにしろ、技術が移り変わる〜つまり過渡期によく見られることだ。いずれ新技術にリプレースされるとしても、両方が必要な時期がある。

　ということは、来年のN+Iは、「ユビキタス」がテーマで展示会場が……変な想像をすると怒られそうなので止めておこう。

[芹澤隆徳, ITmedia]

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

---