ニュース 2002年7月8日 07:34 PM 更新

8Mユーザーはリッチコンテンツ好き 情報通信総研の調査より


 情報通信総合研究所は、今年5月中旬に同社が運営するWebサイト「MIN(Marketing Interactive Network)」において実施した「第30回インターネット・ショッピング利用実態調査Xアンケート」の結果を発表した。本アンケートは、MINサイト上で一般のビジターに対しインターネットの利用動向について調査を行ったもので、有効回答者数は9,870名であった。

 また調査の内容に関しては、

(1)インターネット・ショッピングにおけるパソコンとモバイルの使い分けについて
(2)ブロードバンドユーザのインターネット利用実態
(3)インターネット・ショッピングの利用実態

 の3点を明らかにすることを目的としているが、今回は特に(2)に注目して結果をご紹介したい。

 まず「自宅でのインターネット接続回線」であるが、ADSLが38.9%(内訳:8Mタイプが20.4%、1.5Mタイプが18.5%)、ISDNが21.3%、CATVインターネットが16.3%などとなっており、全体の約6割がブロードバンドユーザという結果となった。一方アナログ回線は15.8%に留まっている。

 また「ブロードバンド利用開始時期」では、最も歴史の長いCATVインターネットのユーザが漸増の傾向を示すのに対し、ADSLユーザ、特に8Mタイプのユーザ数の伸びが昨年後半以降顕著で、その理由の一つとして「低価格で参入したYahoo!BBユーザの急増」が挙げられている。

 こうして急速にシェアを伸ばしてきたADSL8Mタイプのユーザであるが、他サービスを利用するユーザと比較した場合、インターネット歴の長いヘビーユーザーが多く、その分インターネットに対して親和性が高いため、ショッピングやブロードバンドコンテンツなどといったインターネットサービス・リッチコンテンツを積極的に利用する傾向があることが判明した。

 それによれば、8Mタイプのユーザの約6割(61.5%)は1998年までにインターネット利用を開始した比較的キャリアの長いユーザで、オンラインショッピングの利用頻度やネットオークション・オンラインバンキング・オンラインでのチケット予約のような各種インターネットサービスの利用率が最も高かった。

 またリッチコンテンツに関して、8Mタイプのユーザは「音楽・ライブ」や「映画・ドラマ」など、広帯域を生かしたブロードバンド対応のコンテンツを好むのに対し、CATVインターネットのユーザは「生活情報(旅行、グルメ、地域情報)」や「ゲーム」等、どちらかといえば常時接続のメリットを生かしたコンテンツの利用経験が多くなっており、ユーザ層の相違からか、両者のコンテンツ利用動向は対照的なものとなった

 ただし回線種別に関わらず、ブロードバンドユーザの7割以上が「インターネット利用時間が増加」、また5割以上が「つなぎっぱなしにするようになった」と回答しており、何らかのブロードバンドサービスへの加入がユーザのインターネット利用機会を増大させるきっかけとなるのは確実のようだ。

関連リンク
▼ 情報通信総合研究所
▼ MIN
▼ 「パソコンとモバイルでの使い分けが進むインターネット・ショッピング」(調査結果)

[記事提供:RBBTODAY ]



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