ニュース 2002年7月12日 02:21 AM 更新

ADSLの選択、カギは“ワンコイン”?

ADSLの「ワンコイン」キャンペーンが続々と登場してきた。開通月の翌月から3カ月間は接続料が500円になるというもので、BIGLOBE、@nifty、hi-hoの3社が相次いで発表している

 ADSLの「ワンコイン」キャンペーンが続々と登場してきた。高速化による差別化は各社横並びとなり、ユーザー獲得競争の比重はキャンペーンに移っている。ADSLの導入を検討している人は、こうしたキャンペーンをうまく利用したいものだ。

 通称「ワンコインキャンペーン」は、開通月の翌月から3カ月間、接続料が500円になるというもの。通常は3000円以上だから、7割以上の値引きだ。もちろん、4カ月目からは通常料金に戻るのだが、ユーザーは8000円程度の“得”となる。

 現在、このワンコインキャンペーンを実施しているISPは、BIGLOBE、@nifty、hi-hoの3社だ。初期費用・NTT工事費などは別途必要だが、hi-hoだけは例外。NTT工事費を含む初期登録料の4000円が無料になる「初期登録無料キャンペーン」を実施中で、ワンコインキャンペーンと併用することができる。

 また、@niftyの場合は、6月に開始した「ADSL得々キャンペーン」が適用され、メールのウイルスチェックサービスとインターネット電話「Go2Call」も3カ月間無料になる。

ISPBIGLOBE@niftyhi-ho
期間8月19日まで7月31日まで8月15日まで
回線EE、A、TE
備考-ウイルスバスター for @nifty Mail、Go2Callも3カ月無料初期費用4000円も無料
E:イー・アクセス、A:アッカ・ネットワークス、T:トーカイ・ブロードバンド・コミュニケーションズ

12Mサービスを狙っている人は我慢?

 これらのキャンペーンは、あくまでも8Mタイプの新規ユーザー獲得を目的としたもの。つまり、1.5Mタイプへの申込み、あるいは1.5Mタイプから8Mタイプへ変更は対象外となる。

 また、当然のことながら、開通日から4カ月以内に他のコースへ変更するケースも値引き対象から外れてしまう。7月中に加入した人であれば、最低10月末までは8Mのままでいる必要がある。

 このため、イー・アクセスが10月にスタートする「ADSLプラス」を視野に入れている“新しいもの好き”の人は少し注意が必要だ。自分の収容局が10月にADSLプラス対応になった場合でも、1カ月間は8Mコースで我慢しなければならない。その1カ月の間に申込みが殺到すれば、「増設待ち」になってしまう可能性もある。

 同様に、トーカイ・ブロードバンド・コミュニケーションズも10月上旬から最大12Mbpsのコースを新設する。受付開始と同時に申込みたいという人は、一度タイミングを検討する必要があるだろう。

 なお、アッカ・ネットワークスの最大10Mbpsサービスはコース変更を伴わないため、NTT収容局側の準備さえ整えば、モデムのファームウェアアップデートで対応可能だ。ただし、「秋」に始まるという12Mbpsサービス(正確なサービス開始日程は未定)が重なってくる可能性はある。

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関連リンク
▼ BIGLOBEのキャンペーン
▼ @niftyのキャンペーン
▼ hi-hoのキャンペーン
▼ イー・アクセス

[芹澤隆徳, ITmedia]

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