スカイリーのP2Pミドルウェアを用いて8社がアプリ開発「たまごっち型P2P端末」開発で知られるスカイリー・ネットワークス。同社のP2Pミドルウェアを活用して、さまざまな企業がビジネスを狙っている
WIRELESS JAPAN 2002のスカイリー・ネットワークスのブースでは、8社によるデモが行われている。いずれも、スカイリー・ネットワークスのP2Pミドルウェア「DECENTRA」(4月9日の記事参照)を活用したアプリケーション/ソリューションで、将来性を見込んで開発に参加した。
スカイリー・ネットワークスの梅田英和社長は、これだけの企業から開発提携の話を受けたことを「意外だった」と笑顔を見せる。 この流れに沿って、DECENTRAを利用したアプリケーションを開発可能なスターターキットを20セット限定、55万円で販売することを決めた。キットには、4月に発表した“たまごっち型ガジェット”2個と、PC上でアプリケーションを開発して、それをガジェット内にインストールできるSDK(CD-ROM)が同梱されている。
ブースでは、これまでモックアップだったガジェットも実際に動作している。ただ、携帯端末と接続を想定しているため、コネクタ部分の詳細を詰める必要があるという。
クリックで拡大 「コネクタ部分は、キャリアによって違うのが難点だ。もっとも、“NTTドコモ向け”“au向け”“J-フォン向け”の3種類ぐらいのガジェットを用意するだけですむと考えている」(梅田氏)。 実際の製品化には、玩具メーカーなどの協力が必要になる見込み。手をあげてくれるところがあれば、早期に製品化できるだろうという。 複数の企業がDECENTRAを活用したアプリケーション/ソリューション開発を進めている今、特にスカイリー・ネットワークス自ら、ガジェットを開発する必要もないようにも思える。しかし梅田社長は「このガジェットはスカイリーの顔。開発は進めたい」と、こだわりを見せていた。 関連記事 スカイリー・ネット、“たまごっち”状のP2P端末を開発 スカイリー、梅田社長に聞く「P2P端末の技術上のポイント」 ネットイヤーグループ、P2Pを利用したIMアプリを開発 ネットイヤーとスカイリー、P2P事業で提携 関連リンク スカイリー・ネットワークス [杉浦正武, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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