スピードネット、5GHz帯を使ったFWAは「20Mbps超」スピードネットは、5GHz帯の屋外利用が認められることに合わせ、IEEE 802.11aベースの無線技術を使ったFWAサービスを提供する計画だ。20Mbpsを超える伝送速度を持つという
総務省が5GHz帯の屋外利用を認める方針を固めたことで、ホットスポットやFWAに5GHz帯を利用する動きが活発化している。スピードネットの馬場博幸副社長は7月19日、「WIRELESS JAPAN 2002」で講演を行い、5GHz帯の無線LANシステムを使ったFWAとNWA(Nomadic Wireless Access:いわゆるホットスポット)の両サービスを展開すると語った(4月の記事を参照)。
現在、無線LAN向けに割り当てられている5.15〜5.25GHz帯は、50Mbpsを超えるスピードを実現できるものの、利用は屋内に限定されている。これは、同じ周波数帯を使う移動衛星システムへの干渉を防ぐため。 そこで総務省は、新たに2つの周波数帯を無線アクセスシステムに割り当て、屋外でも利用できるようにする方針だ。固定マイクロ波が使用中の4.9〜5GHz帯、そして2007年までの期限付きながら、現在はMLS(航空管制用、ただし国内は未使用)に割り当てられている5.03〜5.091帯も無線アクセスに利用する(5月の記事を参照)。既に情報通信審議会の答申も提出され、現在は意見募集を行っている段階だ。 スピードネットが検討しているのは、このうち5.03〜5.091GHzの周波数帯。無線アクセス技術は、IEEE 802.11aをベースとしたもので、20MHz幅の広帯域を使う。馬場氏は「需要をみながら、20Mbpsを超えるサービスを提供したい」と話した。
スピードネットでは、8月下旬から年末にかけ、埼玉県川口市や千葉県船橋市など5つのエリアで5GHz帯を使ったFWAのフィールド実験を行う予定だ。7月3日付けで関東総合通信局に対して実験局免許を申請済みという。ただし、これらの実験はクローズドなもので、一般モニターの募集などは予定されていない。
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