TTNet、アバターコミュニケーションポータル「Cafesta」を発表また1つ、3Dアバターを使うコミュニケーションサービスが誕生した。東京通信ネットワークの「Cafesta」は、韓国サイトの要素を取り込みつつ、日本独自の視点を加えて利用者の拡大を狙う
東京通信ネットワーク(TTNet)は7月24日、アバター(化身)を使ったオンラインコミュニケーションポータル「Cafesta」をオープンした。この分野で人気の高い韓国サイトの要素を取り込みつつ、独自のアバターデザインなど、日本の市場に合わせたサービスで利用者の拡大を狙う。Cafestaの利用料金は無料。2003年3月までに40万人の加入を見込んでいるという。
登録ユーザーはまず、自分のアバターを決めてカスタマイズする。髪型や服装(上下がコーディネート済み)、着ぐるみなどが用意されており、これをサイト内で通用する電子マネー「カフェスタキャッシュ」で購入する。
カフェスタキャッシュは、1ポイントあたり1円の価値があり、ユーザーはプリペイド形式で事前にサイバーキャッシュを購入しておく必要があり、決済にはTTNetの小額課金サービスを使用する。決済方法は、ISP料金への上乗せ、もしくはクレジットカード。また、サイトのログイン回数やイベント参加などによって付与される「カフェスタポイント」を購入に充てることも可能だ。 Cafestaで提供するコミュニケーションツールは、音声やビデオが使える独自のメッセンジャー、アバターチャット、仲間内のコミュニケーションに利用するサークルなど10種類余り(下記、Macの場合はメッセンジャーなど一部機能を利用できない)。これらがTTNetのシステム上で統合されており、自由にツール間を移動しつつ、オンライン状態の仲間を呼び出すといったことが可能だ。また、独自のメールアドレスやホームページを作成できるサービスも盛り込まれている。
アバターチャットの画面。カラオケボックスを背景に合コン中
カフェスタメッセンジャーのビデオチャット。ビデオ画面はアバターで代用することも可 TTNetでは、アバターのアイテム販売や企業広告などを収益源とする考え。また、「オンライン写真集」や各種のニュースなど、コンテンツサービスも併せて提供する方針だ。 Cafestaでは、利用者の分身となるアバターをサイト内だけでなく、インターネット上の分身キャラクターとして利用できる点が特徴だ。8月6日にはアバターを添付できるHTMLメール「カフェスタメール」のサービスを提供するほか、8月中旬からはグリーティングカードサービスなども開始。このほか、携帯電話のメールなどと連携する機能も検討中だという。
TTNet、営業企画部コンテンツ開発グループの日野富夫課長 同社営業企画部コンテンツ開発グループの日野富夫課長は、「(韓国の)Sayclubなどと異なり、アバターの利用はサイト内に止まらない。メールやカードにアバターを添付させられるほか、将来的には携帯電話との連携など、外部にアバターを持ち出せる点が差別化のポイントだ」と独自色を強調した。 関連記事 リアル世界とリンクした仮想世界「テトリアルワールド」が日本上陸 W杯は「アバター」で応援? 韓国ネット事情 「こける」「つっこむ」「キスする」、3Dアバターが8月に登場 そのまま持ち込んでもダメ〜韓国コンテンツ 3D空間でのチャットに合わせてコンテンツも配信――NTT西が実証実験 @nifty、コミュニティ機能を持つビデオチャットサービスを開始 特別企画:韓国ブロードバンド事情 ブロードバンドで蘇る3DWeb仮想空間──ソニーマーケティング 関連リンク カフェスタ [芹澤隆徳, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
最新スペック搭載ゲームパソコン
最新CPU搭載パソコンはドスパラで!!
FEED BACK |