ニュース 2002年8月8日 10:31 PM 更新

インターネット協会、有害コンテンツの新レーティング基準を制定

財団法人のインターネット協会は8月8日、ネット上の“有害コンテンツ”に対する新レーティング基準を制定し、これに基づくフィルタリングソフトの無償配布を始めた

 財団法人のインターネット協会は8月8日、ネット上の“有害コンテンツ”に対する新レーティング基準を制定し、これに基づくフィルタリングソフトの無償配布を始めた。

 同協会は、Webページをレーティング基準によって格付けし、ユーザーの希望に応じてWebページをフィルタリングするソフトとサービスを無償提供している。

 新基準「SafetyOnline2」は親などが簡単に設定できるよう簡略化。「ヌード」「暴力」など5つに分かれていた従来のカテゴリーを統合し、5段階の基準を定めた。同時に、新基準に対応したサーバ型フィルタリングソフト「SFS3.01」と、ラベルビューロソフト「LB3.01」のダウンロード配布を開始する。

 「SafetyOnline2」は以下の通り。

レベルレーティング基準の内容
レベル4「性器の強調」人やそれを模したものの性器を強調した画像・映像。「性行為」明らかに性行為とみなせる画像・映像。強姦などの性犯罪、嗜虐的・被虐的性行為の画像・映像。「残虐」拷問や死体の切断、強姦などの残虐な場面や、切断された死体など残虐行為の画像・映像。「誹謗中傷」特定の個人や団体に対する誹謗中傷や著しくわいせつな表現。「反社会的」反社会的と思われる内容。
レベル3「全裸」人やそれを模したものの性器や陰毛が見えるような全裸写真、絵画、イラストなどの画像・映像。「性行為らしき描写」明らかに性行為であるとみなせないが、性行為らしいと思われるあるいは性行為を連想させる画像・映像。「殺人」人やそれを模したものに暴力が加えられ殺されるような場面の描写、あるいは流血や死体など、暴力の結果の画像・映像「わいせつ表現」わいせつな表現。「違法」違法性があるが、反社会性は持たないと思われる内容。
レベル2「部分的なヌード」性器は見えないが、臀部、胸部のように通常衣服で隠蔽されている身体の一部が露出されている画像・映像。「着衣のままの性的接触」ペッティング等、着衣で性器の見えない状態で行われる異性間あるいは同性間の性的接触の画像・映像。「殺傷」人やそれを模したものに対する傷害行為やそれを連想させるような画像・映像「悪口」冒涜的な意図や俗悪な意図をもって使われる下品な言葉や悪口。「公序良俗に反する」公序良俗に反すると思われるが、違法ではないと思われる内容。
レベル1「露出的な服装」性器や臀部、女性の胸部など身体の部分的露出はないが、身体の線が強調されていたり、乳房の3/4程度までが見えるような服装をしている人物の画像・映像。「セクシャルなキス」舌が接触している、あるいは口が開いているようなキスの画像・映像。親愛の情を示すようなキスは含まない。「争い」人や動物が争っている画像・映像。傷害や流血の描写は含まない。「穏やかな悪口」比較的穏やかではあるが下品な言葉。性的機能に関する解剖学的言及のもとでの表現。「要注意」子供(18歳未満)に見せるのに注意を要すると思われる内容。
レベル0レベル1以上の記述に相当するようなコンテンツを含まない。

関連リンク
▼ ニュースリリース
▼ インターネット協会

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