ニュース	2002年8月19日　08:14 PM 更新

Broadband Weekly Top 10（8月11日〜17日）
ホットスポットという環境問題

彼女は、制服のよく似合う女子高生（17歳）だった……。待ち合わせのメッカ、渋谷ハチ公前で弊誌記者が犯した“過ち”とは？

1位: Broadband：総務省、苦渋の選択

2位: Broadband：夏休みだから再確認！　ルータの設定

3位: Broadband：わが家のブロードバンド化計画　FTTB/VDSL編

4位: Broadband：セガ、PCソフトを一定期間レンタル利用できる「B-CLUB」

5位: Broadband：Yahoo! BB、約78万回線に

6位: Broadband：夏休み・渋谷ハチ公前リポート：「ホットスポットって知ってますか？」

7位: Broadband：「Yahoo! BB 12M」商用サービス開始

8位: Broadband：ADSL、360万回線に――ややペースを回復

9位: Broadband：ゲームやり過ぎ？で中学生が白髪に

10位: ルータ完全導入ガイド

　夏休み脱力企画シリーズ「渋谷ハチ公前リポート」に重大なミスがあったことが判明した。

　「ホットスポットとはなんでしょう？」

　「それって、環境問題に関係した言葉ですか？」

　答えたのは、制服がよく似合う女子高生（17歳）だった。真顔で答えた彼女に対して、弊誌記者S浦（一応旧帝大卒）は一瞬戸惑い、“彼女はホットスポットを知らない”と結論付けてしまう。

　しかし、記事掲載から数日経ったある日、重大な事実が判明した。

「ホットスポットとは、地球の陸面積の1.4％にあたる場所に陸域生物種の60％以上が集中して生息するという、極めて生物多様性が高い生態系であるにもかかわらず、著しくその生態系が破壊の危機に瀕している地域をさす」（クリティカル・エコシステム・パートナーシップ基金：CEPFの資料より）。

　たとえば、インドネシアのスマトラ島は、1万種を超える植物と、象、犀、虎、豹、オランウータンなどが一緒に生息する「ホットスポット」。世界で最も緊急な自然保護が必要な場所といわれ、CEPFは1000万米ドルの支援を決めた。

　また、日本政府も「生物多様性保全は、今日、世界が直面する最大の課題の1つである」（大木浩環境大臣）として、生物多様性ホットスポットの問題を重要視しているという。

　制服のよく似合う女子高生（17歳）の回答は正しかった。この場を借りてお詫びしておきたい。

[芹澤隆徳, ITmedia]

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