ニュース 2002年8月28日 09:05 PM 更新

世界初、無線LANで映像を伝送できるプロジェクタ

シャープは、シアタープロジェクタ「XV-Z90S」を9月25日に発売する。世界初となる「AVワイヤレス受信機能」を備え、付属ユニットを装着したDVDプレーヤーなどから無線LANで映像を送信し表示できるのが特徴

 シャープは、シアタープロジェクタ「XV-Z90S」を9月25日に発売する。世界初となる「AVワイヤレス受信機能」を備え、付属ユニットを装着したDVDプレーヤーなどから無線LANで映像を送信し表示できるのが特徴。45万円。


 800×600ピクセル表示に対応したDLP方式のプロジェクター。新DMD素子を採用し、DMDミラーの振れ角がプラス/マイナス10度から12度に向上。1200:1のコントラスト比を実現した。

 新開発の150ワットSHPランプシステムを採用。光出力は600ANSIルーメン。また1.2倍の短焦点ズームレンズを搭載。40−150型の投影に対応した。投影距離は100型(アスペクト比4:3)時で3.1−3.7メートル。

 「AVワイヤレス受信機能」を内蔵。付属の「ワイヤレス送信ユニット」をDVDプレーヤーなどに装備すれば、映像/音声をIEEE 802.11b準拠の無線LANでプロジェクターに送信し、表示できる。無線伝送は、NTSCのコンポジット/S-Video/525iに対応する。

 透明(W)を含まずRGBの3色で構成した表示ができる「プライマリーカラーホイール」を採用。従来のRGBWの4色構成で起こっていたコントラストの低下や色バランスが崩れてしまう現象を抑えた。また「5倍速シーケンシャル方式」を採用。カラーホイールを5倍速で回転させることで、残像が認識されるカラーブレーキング現象を抑えた。

 BSデジタルハイビジョン放送(1125i/750p/525p/525i)に対応する。

 インタフェースは、ビデオ入力(S-Video×1、RCA×1)、コンポーネント入力×1、コンポーネント/アナログRGB兼用(D-Sub15ピン)×1、音声入力×1。サイズは368(幅)×327(奥行き)×153.8(高さ)ミリ、重さは約4.5キロ。

 ワイヤレス送信ユニットは、コンポーネント入出力×1、ビデオ入出力×1、音声入力×2、音声出力×3、光デジタル音声入出力×1。サイズは215(幅)×250(奥行き)×55(高さ)ミリ、重さは960グラム。

 また「AVワイヤレス受信機能」を省いた「XV-Z90」(35万円)も10月25日に発売する。

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