ニュース 2002年8月29日 07:41 PM 更新

アントニオ猪木の「闘魂TV」、本格始動ダァーッ!

アントニオ猪木がプロデュースするブロードバンドサイト「闘魂TV」が、有料配信に移行する。今後、ゲームやモバイルと連動する計画もあるようだ

 アントニオ猪木氏がプロデュースするブロードバンドサイト「闘魂TV」が、9月1日から月額2000円の有料配信に移行する。猪木氏のインタビューや対談、現役プロレスラーのオリジナル映像を、最大1.5Mbpsで配信するという内容。

 同サイトは7月25日に既にオープンしており(記事参照)、8月31日までは無料配信を続ける。


会場に現れた猪木氏。「元気ですかァーッ!! 元気があれば、なんでもできる。元気があれば、ブロードバンドもできる」

 闘魂TVは、猪木事務所が企画・プロデュースし、NTT-MEが配信を担当するコンテンツ。BROABAWAKWAKgooといったNTTグループのポータルサイトにOEM提供され、2次配信されている。現在、ほかの大手ISPにもコンテンツ提供の話が進んでおり、将来的には10サイトほどで配信される見込みだという。

 NTT-MEの和佐田哲男常務によると、闘魂TVの出だしは好調。「無料期間中、1日1万人を超えるユーザーに楽しんでもらっている。当初の目標だった5000ユーザー獲得は、間違いない」。

 有料化後は新番組を追加するとともに、一般から女性アシスタントを公募する予定。アシスタントは猪木氏とトークを行ったり、猪木氏がパラオ政府からプレゼントされた南の島「イノキアイランド」に同行したりするという。

闘魂TVを中心とする戦略

 会場では、闘魂TVをほかのコンテンツと連動させる構想も発表された。

 パシフィック・センチュリー・サイバーワークス・ジャパンは、年内に猪木氏プロデュースの家庭用ゲーム機向けソフト2作品を発売する予定(下写真参照)。このゲームと闘魂TVはリンクしており、たとえばゲーム内で入手したパスワードを、闘魂TVで入力すると、ゲームの新たなアイテムを入手できたり、特定のキャンペーンに応募できたりする。


PlayStation2用パズルゲーム「闘魂 猪木道」(12月発売予定、6800円)。キャラクターデザインを務めたのは、週刊少年チャンピオンで「元祖!浦安鉄筋家族」を連載中の浜岡賢次氏


ゲームボーイアドバンス用アクションゲーム「闘魂ヒート」(12月発売予定、5800円)。小学生プロレスラーが、新日本プロレスラーたちに戦いを挑むというストーリー

 また、10月7日にはアントニオ猪木オフィシャルモバイルサイト「闘魂!」(月額300円)がオープンする予定。サイトでは猪木氏の着信ボイスをダウンロードできるほか、会員を対象に猪木氏のメッセージを配信する予定だ。こちらでも、動画配信などで闘魂TVとの連携が模索されているという。

 猪木氏は、数年前からブロードバンド配信に興味を持っていたと話す。

 「4年前にはUFO(世界格闘技連盟)の試合を、見るに耐えない画質だったが横浜アリーナから発信した。発想がいつも早すぎるといわれてきたが、ようやく現実が追いついてきた」。今回の闘魂TVで、“放送局を自分で持ちたい”という夢が実現すると話した。


集合写真で握手を、と促され「いやこのポーズがいい」(猪木氏)。左から、NTT-BBの柏尾敬秀常務、アントニオ猪木氏、NTT-MEの和佐田哲男常務、NTT-Xの大町雄一常務

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[杉浦正武, ITmedia]

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