青山で“ITホーム”と“次世代カー”を体験TEPIAが「TEPIA第15回展示〜次世代カーとITホーム〜日本発 エコ&ユビキタス技術〜」を開催。メイン会場となった港区北青山の「TEPIAプラザ」には、ハイブリッドカーや燃料電池車をはじめ、各種ホームネットワーク製品などが集められた
財団法人機会産業記念事業財団(TEPIA)は9月5日、展示イベント「TEPIA第15回展示〜次世代カーとITホーム〜日本発 エコ&ユビキタス技術〜」を開始した。2003年7月25日までの約11カ月間にわたり、2つの会場を使って「次世代カー」と「ITホーム」の最新技術と実用例を紹介する。入場は無料。
メイン会場となった港区北青山の「TEPIAプラザ」には、ハイブリッドカーや燃料電池車を展示した「次世代自動車技術ゾーン」「移動体通信技術ゾーン」「ITホーム技術ゾーン」などが設けられている。単なる展示に止まらず、来場者がインタラクティブに操作・体験できるものが多い。
ゲームを楽しんでいるようにしか見えないが、実は東芝テスコが開発した「ETCレーン走行体験シミュレータ」だ。3D CGで再現された高速道路を走行し、ETC(有料道路自動料金支払いシステム)レーンを通過する。つまり、有人料金所のほうは混み合っているが、ETCならそのまま走る抜けるだけ……という状況を体験できるシミュレータ。ちょっとした優越感に浸れること請け合いだ。 もっとも、走行中は制限速度厳守(最高でも99キロ)のうえ、ひたすら直線の高速道路を走るだけで、ゲーム性はほとんどない。実用性があるかといえば、それもあまりないような気がする……。
この「ESTIMA」はトヨタ製ではない。大同メタルが開発した「ミニ燃料電池車」(Daido-Fuel-Cell-Vehicle)。見ての通り、子ども用の玩具だ。 しかし、玩具と侮ってはいけない。シートの下に固体高分子型の燃料電池、車体後部には水素吸蔵合金ボンベを搭載した立派なエコカーである。25キロ(小学校低学年の体重に相当)までの子どもを乗せ、平地であれば時速2-3キロで走行できるという。もちろん、歩くほうが速い。
気になるスペックは下記の通り。
ITホーム技術ゾーンでは、東芝のネット家電「FEMINITY」シリーズ、「ep」サービスのセットトップボックス、ソニー「AIBO」を無線LANで操作するデモなど、既に市場にあるものも含めて多くのネットワーク家電が展示されている。 なかでも注目を集めていたのは、ゲン・テックが開発した「簡易型視線入力システム」だ。PCの画面に視線を向けると、ディスプレイの下に設置したCCDカメラがユーザーの目を撮影、視線の方向を判別する。
ソフトキーボードによる文書作成や電子メールの送受信にくわえ、入力した内容を音声に変換することもできる。また、この簡易型視線入力システムは、特殊な装置や機器を体に装着する必要がないため、ユーザーの身体的自由度が高いという。
長期間にわたってイベントが続く「TEPIA第15回展示」だが、10月からは東京・江東区の「TEPIAデジタル・プラザ」を加え、展示会場が2カ所となる。両会場を100Mbpsの光ファイバーで結び、情報家電の双方向体験デモンストレーションを行う計画だ。また、関連したセミナーやトークショウも随時開催するという。
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