シマンテック、2002年8月のウイルス感染レポートを発表 シマンテックは、2002年8月のウイルス感染被害ランキングを公表した。それによると、8月に国内で最も被害件数が多かったのはW32.Klez(クレズ)の1,228件。報告数は減少しつつあるものの、ほかのウイルスの数倍という感染被害が続いている。
Klezと同様にIEのセキュリティホールを使って自動起動するBadtrans.BやFrethemが収束しつつあるにもかかわらず、Klezが高い感染被害を出し続けているのは、メール送信者の詐称によるところが大きいものと思われる。ウイルスメールを受け取った側から「あなた、ウイルスに感染していますよ」という連絡ができないため、感染した人はいつまでもウイルスを送り続けてしまう。送信メールのチェック機能をもったアンチウイルスソフトの使用や、プロバイダの提供するメールウイルスチェックサービスなどによって、自分がウイルスを送っていないことを常に確認することが重要だろう。
国内ランキングのその他のウイルスでは、VBS.LoveLetter.Aが気になるところ。先月から再登場して2ヶ月連続での上位ランクイン。添付ファイルをユーザーが開かないと発病しないタイプであるにも関わらず上位ということで、あの当時の大騒ぎがすでに風化しつつあるということか。また、件数は少ないがCIHの感染が増加してきている。KlezがCIHの感染を広めているということのようだが、CIHはいったん発病するとPCが破壊的な被害を受けるため、ウイルス対策は非常に重要だ。
■月間ウイルス被害ランキング(2002年8月:国内)
■月間ウイルス被害ランキング(2002年8月:WorldWide)
関連リンク シマンテック [記事提供:RBBTODAY ] モバイルショップ
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