ニュース 2002年9月17日 10:11 PM 更新

メディアカイト、「ネットげーせん」の開始時期は“未定”

メディアカイトは9月17日、「ネットげーせん」で使用するシステムに第三者の著作権を侵害する恐れのある部分があったという調査結果を公表した

 オールドゲームファンに注目のゲーム配信サービス「ネットげーせん」だが、サービスインは、さらに延びる見通しとなってしまった。メディアカイトは9月17日、ネットげーせんで使用するシステムに第三者の著作権を侵害する恐れのある部分があったとする調査結果を公表。該当する部分をいちから作り直す方針を明らかにしている。

 ネットげーせんは、1970-1990年頃に人気を博したアーケードゲームをPCにダウンロードし、1回50円でプレイできるというサービス(8月の記事を参照)。サン電子、タイトー、データイーストなどメジャーなゲームメーカーが参加を表明したこともあり、ゲームファンの注目を集めていた。

 しかし、サービス発表直後に著作権侵害の可能性を指摘する声があがる。これは、ネットげーせんのクライアントソフトに、アーケードゲームエミュレーター「MAME」(MULTIPLE ARCADE MACHINE EMULATOR)のプログラムが無許可で使用されている可能性があるというもの。指摘を受けたメディアカイトは、開発元の香港Billybala Holdingsに調査を依頼するとともに、9月11日の予定だったサービスインを見合わせた(9月2日の記事を参照)。

 調査結果は、「OAGCシステムプログラムの一部に第三者の著作権を侵害する恐れがあることが判明した」(メディアカイト)。このため、該当する部分のプログラムを全て破棄し、新しく開発を行うことでBillybala Holdingsと合意したという。

「(Billybalaから)新たに供給されるプログラムが第三者に対する著作権侵害がないことを含め、検証が完了するまでネットげーせんのサービス開始を延期する」。サービスの開始時期は見えなくなってしまったが、同社では、準備が整い次第、改めて告知を行うとしている。

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[芹澤隆徳, ITmedia]

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