ニュース 2002年9月18日 01:56 AM 更新

業務中の不正ネット使用で年間1兆7700億円の被害


 社員による業務と無関係なネット利用を放置することで、国内企業は年間1兆7700億円以上の被害を受けている──ウェブセンス・ジャパンは9月18日、こんな試算をはじき出した。

 同社が国内企業の社員を対象に実施した2000年の調査によると、業務に無関係なWebサイトの閲覧に、1週間で平均96分の業務時間が使われていたという。

 社内でネットを使用できる日本の会社員は1500万人以上(Gartner調べ)。平均月収を35万5000円(日本労働研究機構調べ)とし、不正利用が毎週1時間だとすると、企業の損失は総額で数兆円に上ると試算している。

 同社代表取締役の楠浩一氏は「職場で放置されているネットアクセスに関わる帯域とストレージコストを考えた場合、年間1兆7700億円という金額も控えめ」と指摘し、社員のネット利用を管理する必要があると主張している。

 同社によると、業務時間中のネット利用ポリシーについて、明文化した規則を定めている国内企業は全体の24%。米国企業の83%を大きく下回っている。

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▼ ウェブセンス・ジャパン

[ITmedia]

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