スカパー! BBが“まんが喫茶”になる?ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント(SPEJ)は、「まんがビデオ」配信サービスを計画中だ。まんがビデオは、漫画のモノクロ原画に音声や特殊効果を加えてスライド表示する、紙芝居のような動画コンテンツ。これを「スカパー! BB」を通じてオンデマンド配信するという。 まんがビデオを企画・制作しているのは、ソフト制作会社のシャドウエンターテイメント。現在はマクセル・イーキューブがセルビデオとして販売しており、梶原一騎氏の「巨人の星」や松本零士氏の「HERLOCK」、伊藤潤二氏の「富江」など往年の人気漫画を多数ラインアップしている。 「制作費はアニメの10分の1で済むうえ、原画をそのまま利用しているため漫画のイメージに近い。原作のファン層はもちろん、当の漫画家にも好評だ」(SPEJの事業開発バイスプレジデント、福田淳氏氏)。 配信サービスはシャドウとSPEの協業で行う。サービスの開始時期は未定だが、当初はHERLOCKなど5作品を提供するという。その後ラインアップを拡大し、最終的には「ブロードバンドの“まんが喫茶”を構築する」(福田氏)。 ただし、まんがビデオの原作は、いまのところ漫画家個人との契約によって提供されているもので、すべてをそろえたとしても「まんが喫茶」と呼ぶには数が少ないのが難点だ。「出版社と提携できれば話は早いのだが……」(同氏)。 出版社もブロードバンド市場には興味を示しているが、自社の資産を最大限に活用するため、独自展開を考えているところが少なくない。コンテンツホルダーという点では福田氏も同じ立場だけに、出版社との提携には難しいものがあると見ているようだ。 関連リンク シャドウエンターテイメント D-MAX スカパー!BB [芹澤隆徳, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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