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2002年9月24日 11:53 PM 更新
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Broadband Weekly Top 10(9月15日〜21日)
実はAMショーにも行ってきました
AMショーは、ゲームセンターなどのアミューズメント施設に置くアーケードゲーム機が並ぶ見本市。ブロードバンドネタを期待するほうが変なのだが、セガの新アーケードゲーム「頭文字D Arcade Stage Ver.2」目当てに行って来た
1位: Broadband:ブロードバンドを席巻する「ガンダム」
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先週は、「東京ゲームショウ2002」「アミューズメントマシンショー」(AMショー)とゲーム関連イベントが続いた。AMショーは、ゲームセンターなどのアミューズメント施設に置くアーケードゲーム機が並ぶ見本市。そんなショーでブロードバンドネタを期待するほうが変なのだが、セガの新アーケードゲーム「頭文字D Arcade Stage Ver.2」に引かれて行ってきた。これでも、十数年前には「道志峠の赤い彗星」と呼ばれていたのだ(赤いトレノで彗星のように事故ったから……)。
コンシューマー機前提のゲームショウと異なり、AMショーはインターネットと関係する部分は少ない。それでも「ブロードバンド対応」は1つのキーワードだ。
例えば、AMショーに合わせて発表されたセガの新しいCGボード「Chihiro」とサミーの新型業務用ゲーム機「ATOMISWAVE」。ともに「ブロードバンド対応」をうたい、標準またはオプションでイーサネットポートを搭載する。
もちろん、アーケードゲーム機のブロードバンド対応とは、インターネット接続ではない。通信対戦を前提とした施設内LANのサポートを指している。また、セガのようにゲームセンターをつなぐ専用ネットワークを構築し、プレイヤーがゲーム台に座ると、プレイヤーの戦歴データなどをセンターサーバからダウンロードするといった機能を提供しているメーカーもある。
セガAM事業本部販売事業部の宇野薫氏は、「インターネットに接続することも可能だが、今のところメリットがない」と指摘する。これは当然で、家庭のゲーム機とアーケード版が通信対戦できるのであれば(=同じバージョンのゲームが販売されていれば)、お客はゲームセンターに来なくなってしまうだろう。
ゲームセンター“峠”化計画
では、頭文字Dフリークとして、1つ提案。アーケード機にストリーミングサーバ機能を付け、インターネットに接続するというのはどうだろう?
つまり、プレーヤーの走りをインターネットライブ中継するのだ。ほかのユーザーは、峠のコーナーよろしく自宅のPCでギャラリー。刺激を受けて走りたくなったら、ゲームセンターに行けばいい。ゲームセンターを峠に見立て、店ごとにオリジナルコースを設定しておけば、他県のゲームセンターに「遠征」なんてこともあるかもしれない。
プレーヤーのタイムはランキングされ、Webで常時見ることができる。速いプレーヤーには、ユーザー投票で「××ゲームセンターの白い彗星」など通り名を付ける……。
で、お目当ての「頭文字D Arcade Stage Ver.2」はというと、長蛇の列に気圧されて結局プレイせずに帰ってきてしまった。
[芹澤隆徳, ITmedia]
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