常時接続ユーザーが76%超え――gooリサーチNTT-Xは、「gooリサーチ」ホームページで9月に行ったブロードバンドの利用状況についてのアンケート結果を公表した
NTT-Xは、「gooリサーチ」ホームページで9月に行ったブロードバンドの利用状況についてのアンケート調査の結果をとりまとめ、公表した。それによると、今年1月におこなった同趣旨の調査(以後、前回調査)とくらべ、自宅のインターネット接続環境で常時接続を利用する比率が大幅にアップ(59.7%→76.2%)しており、特にADSL利用者の増加が目立っている。
回答者数は2万9394人で、男女比は、男性49.2%に対して女性50.8%とほぼ半々だった。
ブロードバンド化の進展については、ダイヤルアップ、フレッツ・ISDNが前回調査より比率を下げた一方で、ADSLや光ファイバが伸びてきている。なお、常時接続・ブロードバンド系でありながらCATVが比率を若干下げているが、これはブロードバンドユーザの大部分をADSLが占めるようになった現状を反映してのものと思われる。
[常時接続、ダイヤルアップ接続内訳]
[常時接続の回線種別内訳]
このようにADSLを中心にブロードバンドユーザーが拡大しているという傾向が出ている一方で、ブロードバンドアプリケーションや関連サービスの利用が伸びてきていない。IP電話を「使っている」と回答したのが13.4%、ネットワークゲーム(有料)を「使っている」のは5.6%、また、公衆無線LANサービス(有料)を使ったことがあるという人はわずかに1.2%である。いずれも「料金が下がれば」(IP電話・ネットゲーム)、「利用エリアが広がれば」(公衆無線LAN)使用したいという声が多かったという。
たったひとつのブロードバンドキラーアプリがあるはず、というのは幻想なのだろう。ブロードバンド人口が500万を超えている現在、1割の興味を引けばそれですでに50万人だ。ブロードバンド1000万人時代ともなれば、1%で10万人になる。細切れの市場、細切れの顧客層にていねいにリーチしていく中で、ブロードバンドアプリケーションもそれぞれに成立していくことになるのだろう。 NTT-X gooリサーチ [記事提供:RBBTODAY ] モバイルショップ
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