ニュース 2002年10月29日 10:44 PM 更新

“公衆無線LAN向け”ゲートウェイを販売開始

理経は、米NomadixのIPマルチゲートウェイ「HSG-25」の国内販売を開始した。公衆無線LANサービスに特化した製品だという

 理経は10月29日、米NomadixのIPマルチゲートウェイ「HSG-25」(Hotspot Subscriber Gateway)の国内販売を開始した。価格は36万5000円。公衆無線LANサービスでの利用を想定しており、無線アクセスポイントに接続することで、さまざまな管理機能を付加できる。



サイズは220×254×44ミリ

システム構成例(クリックで拡大)

 HSG-25はホームページリダイレクション機能を備えており、ユーザーがアクセスする際に、管理者側の指定するURLに自動でジャンプさせることができる。これにより、無線アクセスポイントを設置する場所に応じたコンテンツを表示させることが可能。また、認証をパスする前に“視聴”可能な、特定のURLを指定する機能も持つ。

 DHCPとDATをサポートしており、ユーザーがインターネット接続するに際して、IPアドレスの設定変更などが必要ない。RADIUSサーバのクライアント機能を持つため、別途認証サーバを立てることで、ユーザーの認証管理が可能になる。

 なお、認証方式は802.1x MD-5/TLSをサポート。「現在、iPass(記事参照)との提携交渉が進んでおり、802.1xによるISPローミングにも対応できる」(理経)という。

 このほか、ホットスポット備え付けのプリンタでユーザーのデータをプリントアウトできるサービス「PrintMe」(記事参照)にも対応済み。

従来端末から小型化

 同社はこれまでも、IPマルチゲートウェイ「USG-1000」をインターネットマンションやホテル向けに販売してきた。現在、国内で120を超えるホテルで導入実績があり、2001年11月からは大京ライオンズマンションに標準採用されている。しかし今回のHSG-25では、より多様な場所に設置できるよう、端末を小型化。機能を公衆無線LANサービスに必要なものに絞り、価格もUSG-1000の150万円から大幅に引き下げた。


右がUSG-1000、左がHSG-25

 「同様の機能を持つ製品として、Linuxベースのソフトウェアはあっても、ハードウェアで、この価格で提供されているものはほかにないのではないか。初年度で1000台、3年目で4000台の売上を目指す」(理経)。

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[杉浦正武, ITmedia]

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