ニュース 2002年11月14日 09:31 PM 更新

Webカメラ搭載「ネットコントロールえさやり機」登場

かわいいペットの表情を見ながら、携帯、PCを操作してえさをやろう! ポチもタマも喜ぶITの進化形とは?

 NTT-MEは11月15日から、ネットワークコントロール型自動給餌機「iSeePet」を用いた、ペットコミュニケーションシステムを販売開始する。価格はシステム構成にもよるが、初期費用17万4800円、月額3900円から。


これがiSeePet。反対側には、給水ボトルを備える

 端末中央に見える球体には、Webカメラが搭載されており、ユーザーは専用サイトから、カメラの映像をリアルタイムに閲覧できる。またブラウザベースの操作によりiSeePetを遠隔操作し、えさを出させることができる。


ユーザー操作画面。外出先、職場などからの利用を想定する

 iSeePetは、アルファ・オメガの開発した端末。NTT-MEはこれに、ネットワーク関連サービスをパッケージングして提供する。ブロードバンド環境にないユーザーに対してフレッツ・ADSLの申し込み代行を請け負うほか、ルータなどの周辺機器、3年間の保守サービスなどをオールインワンでユーザーに提供する。なお、既にほかのADSL事業者などに登録済みのユーザーは、フレッツ・ADSLの申し込みは必要ない。

 「ペット愛好者が必ずしもインターネットの知識があるとは限らない。ネット環境がゼロからでも、サービスを受けられるようにした」(NTT-ME)。家電量販店やペットショップなどで契約申し込み可能で、アルファオメガの販売チャンネルでは別途、端末単体(11万8000円)での取り扱いも行う。

システム内容

  • iSeePet(1台)
  • ルータなど周辺機器(1セット)
  • 工事費
  • iSeePet3年保守サービス
  • フレッツADSL申し込み代行
  • インターネット接続サービス申し込み

気になる操作方法は

 ユーザーは専用サイトから、システム契約時に告知されるIDとパスワードを入力することで、自分の端末を操作する画面にアクセスできる。サーバ側でユーザーのIPアドレス、製品シリアル番号を登録しており、固定的なドメインに変換するため、動的IPアドレス環境でもサービスを利用可能。

 iSeePetは、600グラムのえさを収容可能なタンクを2つ内蔵する。タンクAに入れたえさは、1回の操作により少量ずつ出され、タンクBにいれたえさは1回につきAの倍の量が出される。1回に出すえさの量は固定だが、「Webカメラでペットの様子を見て、調節できるのがポイント。食べ足りなそうだったら、追加すればいい」(NTT-ME)という。


上部を開けて、えさを入れる。「犬種にもよるが、3−4日ぶんは入るだろう」


えさが出た! 中に入れるドッグフード(キャットフード)は5−7ミリ、乾燥したものが望ましい

 携帯電話の対応サイトも用意されており、PCと同様に端末を操作できる。「次期バージョンでは、携帯でしゃべりかけると端末から声が出る、というサービスも検討している。ペットとより密接なコミュニケーションが可能になるだろう」(同社)。


携帯サイトでは、Webカメラの画像が静止画で表示される

「ペットホテル」ユーザーを奪う

 システムの初期費用が、端末だけで10万円以上するでのは、ユーザーが気軽に導入しにくい印象も受ける。しかし、NTT-MEとアルファ・オメガソフトの両社は市場マーケティングの結果、問題なしと判断した。

 「ペットを飼っているユーザーは、費用をほとんどかけない層と、非常にかける層に二極化される。コストをいとわない層では、ペットに服を着せるような例も目立ち、外出時は“ペットホテル”に泊まらせるようだ」(アルファ・オメガソフト)。こうしたユーザーを狙うことで、1年目150セットの販売を目指すとした。

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▼ NTT-ME
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[杉浦正武, ITmedia]

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