ニュース 2002年11月21日 00:25 AM 更新

2キロ以内なら6割が8Mbps以上〜アッカの12Mbps ADSL

アッカ・ネットワークスは、「12Mbpsサービス」のフィールドデータを公開した。線路長が2キロ以内であれば60%が8Mbps以上、4キロ以上でも54%が1Mbps以上でリンクアップしているという

 アッカ・ネットワークスは、10月より提供している「12Mbpsサービス」の検証データを公表した。これは、10月末時点で開通していた12Mbps ADSL回線のうち、無作為に抽出した1万5000回線のリンクアップ速度とNTT東西地域会社が開示している線路距離および伝送損失情報を照らし合わせたもの。同社によると、NTT収容局から2キロ以内に住むユーザーのうち、6割が8Mbps以上でリンクしているという。


 アッカの12Mbpsサービスは、S=1/2(シンボルハーフ)やフルビットローディング、そしてオーバーラップ技術の「C.x」などを盛り込んだADSLサービス。そのメリットは、主に高速化と長距離化の2点にある。

 フィールドデータによると、線路長が2キロ以内であれば60%のユーザーが8Mbps以上、4キロ以上でも54%が1Mbps以上でリンクアップしているという。「12Mbpsサービスの特長の1つである“高速性”は多くのユーザーに十分提供できているものと考えられる」(アッカ)。

 一方、長距離化という点では、「6960メートル(約7キロ)でリンクアップ(896Kbps)している例がある。また、伝送損失が最大86dBでも412Kbpsでリンクした例も確認された」。まだ例は少ないとはいえ、ADSLはISDN(の伝送限界といわれる約7キロ)に匹敵する伝送距離を実現したようだ。


距離とリンクアップ速度の関係は「従来の8Mbpsサービスと比較すると、とくに近距離(2キロ以内)と長距離(4キロ以上)で速度向上の効果が高くなっている」。アッカがサービス開始前に示していた予測値(ラボによる検証結果)に近い結果だ

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[芹澤隆徳, ITmedia]

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