ニュース	2002年11月22日　09:01 PM 更新

COMDEX速報、変わりダネその2　ウェアラブルPC／PC作業環境の追求／デュアルモニタPC

COMDEX/Fall 2002会場で見つけた変わりダネ。ウェアラブルPCの有効な使い方の提案、PC作業環境を追求したシステム、デュアルモニタPCなど

「ターミネーター」のような視覚を実現

　Microvisionはウェアラブルコンピュータの有効な使い方を提案している。「Nomad」を装着すると、目の前に17インチスクリーンが現れ、視界に透過した地図画像や設計図などが映し出される。現状の視界に1枚透過レイヤーを重ねたような感じで、1枚の大きな静止画をスクロールして見るような仕組みだ。

　自動車の修理や建築現場での作業、乗り物の運転時など、両手を使えないときに、地図やマニュアルを確認するのに使う。将来は地図をダウンロードしたり、ストリーミング映像を映し出したいと考えているようだ。

ターミネーターのような視覚が実現

ウェアラブルPCと小型のマウスで視界を操作する

完全なるPC作業環境を追求したMypce

　PCE（Personal Computing Environments）の「Mypce」は、理想的なユーザーのパソコン操作環境を追究したシステムだ。椅子や机というよりまさに「環境（Environment）」を思わせる。ユーザーをシステムの中心に置き、縦横に伸びたフレームの先にはモニタやキーボードが取り付けられ、ユーザーの体格や姿勢に合わせて変形する。

　ベースとなる「オフィス」、コントローラ用のフレームが付いた「ゲーム・エンターテインメント」のほか、オーダーメイドの「マイピース」というラインが揃っている。問題は大きすぎるということだ。

体の大きさや姿勢を自由に変えることができる

DuocomtechのデュアルモニタPC

　デュアルモニタだけなら珍しくない。しかし、デュアルモニタ型のPCとなると世界でただ1つだという。韓国企業のDuocomtech「DOCom」は、SXGA（1280×1024）のTFT-LCDモニタを2つ装備している。1人でデュアルモニタとしても使えるし、同期しないデュアルディスプレイとしても使える。またモニタを背中合わせにしてマルチタスクをこなすことも可能だ。空港や鉄道ターミナルなどパブリックな場所や会議室、病院などでの用途が考えられる。

モニタを背中合わせにしたり、回転したり自由自在

関連リンク
特集：COMDEX/Fall 2002

[記事提供：RBBTODAY ]

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