ニュース	2002年11月27日　11:26 PM 更新

パナマの「ネット電話ご法度」が保留に

　パナマのLa Prensa紙が11月26日報じたところによると、同国政府によるネット電話トラフィック規制が、同国の最高裁によって保留にされた。

　パナマ政府は今年10月、自国のインターネットサービスプロバイダーに対し、VoIPによるインターネット電話のトラフィックを遮断する措置を取るよう命じていた（11月9日の記事参照）。

　だがLa Prensaによると、最高裁はこの命令を保留とし、規制当局に事情説明を求めたという。

　パナマの電話サービスはCable & Wireless Panamaとの2003年1月までの独占契約の下で提供されている。Cable & Wireless Panamaはパナマ政府と英通信大手Cable & Wirelessの合弁事業。Cable & WirelessはかつてVoIPプロバイダーを敵視し、Net2Phoneを相手取って起こした1998年の訴訟では、ケイマン諸島でのインターネット電話サービスを禁止に追い込んだこともある。

[ITmedia]

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