ニュース 2002年11月27日 02:29 AM 更新

アッカの12Mbps導入してみました(1/2)

速度の上乗せと長距離化を実現する12Mbps ADSL。アッカの8Mbps ADSLを利用していた筆者宅でも、早速12Mbpsサービスを導入してみた

 大手ADSL事業者が今秋から一斉に導入を開始した12Mbps ADSL。8Mbps ADSLと比較すると電話局からの距離に関わらず高速化が期待できるうえ、路線長が7キロ程度のユーザーまでが利用可能とされている。今夏のYahoo! BBに続き、アッカ、イー・アクセス、NTT東西地域会社と大手ADSL事業者が相次いでサービスを開始している。

筆者宅は、これまでもYahoo! BBとアッカの8Mbps(ISPはSo-net)を利用しており、10月にYahoo! BBは12Mbpsサービスへ切り替えが終了している。電話回線が収容されている池上局(東京都大田区)でも11月11日に局者側の対応が完了するということで、12Mbpsサービスへの移行を申し込んだのが10月2日、局舎側の対応が終了して10日後の11月21日に、無事12Mbpsサービスへの移行が終わった。

 NTT局舎からの線路長は約2キロ。決してフルリンクするような環境ではない。さらにYahoo! BBとアッカ ADSLを導入している2本のアナログ回線にくわえ、ISDN回線も1本引き込まれている。少々レアな環境といえるだろう。

縦置きも可能な新モデム、接続はPPPoEへ

 12Mbpsサービスへの変更に伴い、当然ADSLモデムも交換となる。8Mbpsサービスの導入当初はNEC製のモデムを利用していたが、UPnPへの対応などの関係で途中から富士通製のモデムへ変更した。

 今回、12Mbpsサービス用に届いたモデムも富士通製だ。デザインは大幅に変更されており、縦置きも可能なタイプになった。また、8Mbps用モデムはプラスチック製のケースの突起がそのまま足も兼ねており、滑りやすかったが、12Mbps対応モデムではしっかりゴム製の足に変更されている。


下が8Mbps対応、上が12Mbps対応モデム。アッカでは8M対応の横置き専用から、12Mでは縦置きも可能なタイプに変更された。12Mbps対応モデムの左にあるのは付属の置き台

 ハードウェアリセットスイッチも付いた。8Mbps対応モデムは、DHCPサーバ機能を無効にしてモデム自身のIPアドレス設定を間違ってしまった場合など、設定画面にログインできなくなって途方にくれる可能性があった(実際、一度途方にくれたことがある)。個人的には非常にうれしい改良だ。


背面のバーコードシールの部分の上にあるのがハードウェアリセットスイッチ

 アッカの場合、8Mbpsサービスの開始当初はPPPoA接続となっていたが、12MbpsサービスではPPPoEに変更されている。PPPoAは“オーバーヘッドが少ない”という理由でアッカは採用していたのだが、ブリッジモデムとして利用することが困難なため、PPPoEに変更されたようだ。アッカの関係者によれば、やはりユーザーからは“ブリッジ接続で利用したい”との要望が多かったという。


12Mbpsサービスでは、接続方法が8Mbps当初のPPPoAからPPPoEに変更されている。ルータ機能を無効にしてブリッジモードでも利用できるようになった

[坪山博貴, ITmedia]

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