ニュース 2002年12月4日 08:09 PM 更新

オーバーチュア、検索キーワード型広告を本格展開

国内でもオーパーチュアが本格的にスポンサードサーチの提供を開始する。当初の提携検索ポータルサイトは5サイトで、すでにサービスを開始しているLycos、Yahoo!、gooのほかInfoseekとMSNも加わる

 12月4日、国内でもオーパーチュアが本格的にスポンサードサーチの提供を開始した。

 オーバーチュアのビジネスは、検索キーワードに合わせてスポンサード広告を提供するエンジン。自分の検索ポーサルサイトを提供せずに、すでにブランドを確立した既存の各種ポータルサイトの場所を借りる形でエンドユーザーの前に出てくる。

 現在オーバチュアが提携した検索ポータルサイトはLycos、Yahoo!、gooのほかInfoseekとMSNとなっており、これらのサイトの検索結果一覧の中にスポンサードサーチ結果が付加されて出力される。

初期の提携サイトのボスが勢揃い。左よりYahoo!の志立事業部長、Lycosの吉田社長、オーバーチュアサービシスインクのヨハネスラーチャージェネラルマネージャ、オーバーチュアの鈴木茂人社長、インフォシークの森社長、マイクロソフトの塚本事業部長、NTT-Xの国枝担当課長

 オーバーチュアのスポンサードサーチに登録するには、オーバーチュアに登録することになる。広告を表示させるためのキーワードは入札式になっているため、同じキーワードに多数の利用が集中した場合、ワンクリックの入札料金が高いスポンサーのものから順次表示することになる。なお、最低限の入札料金は1クリック35円に設定されている。

 オーバーチュアとスポンサー間は1クリック35円以上という料金関係で結ばれるとと共に、オーバーチュアと検索ポータルサイトとの間は、サイト誘導によるレベニューシェアで結ばれる。すでに「オーバーチュアのモデルは米国では黒字化」(オーバーチュアサービシスインク ジェネラルマネージャ ヨハネスラーチャー氏)としており、同じモデルが国内でも成立するかどうかが着目される。

 オーバーチュアに匹敵する形でスポンサードサーチを提供するサイトとして、googleがあるため、オーバーチュアの国内参入は最終的にgoogleとの戦いにもなる。内部で閉じているgoogleと、著名な検索ポータルサイトと結ばれているオーバーチュアの事実上の戦いとなる。日本法人であるオーバーチュアを率いる代表取締役社長の鈴木茂人氏は、googleとの違いについて「表示順番は入札金額によるため、誰からもわかりやすい。タイトルとテキストに人手をかけており、サイトへの誘導がより高まる」としている。

 オーバーチュアのスポンサードサーチは、提携5サイトではLycos、Yahoo、gooですでにスタートしており、近々にInfoseekとMSNもスタートする予定でいる。

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▼ オーバーチュア

[記事提供:RBBTODAY ]



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