ニュース	2002年12月13日　06:34 PM 更新

電力FTTHもIP電話――「BBIQフォン」九州内なら3分8円

九州通信ネットワーク（QTNet）は12月13日、FTTHサービス「BBIQ」上でIP電話サービス「BBIQフォン」を提供すると発表した。12月21日からサービスを開始する

　九州通信ネットワーク（QTNet）は12月13日、FTTHサービス「BBIQ」（ビビック）上でIP電話サービス「BBIQフォン」を提供すると発表した。12月21日から申し込みを受け付けると同時に、サービスを開始する。今年8月から行っていた試験サービス（記事参照）を、商用化したもの。

　加入者宅にVoIPアダプタ「BBIQターミナル」を設置することで、BBIQフォン同士の通話、および一般加入者電話への発信が可能。加入者電話からの着信は当面できないが、すでに「050」番号の申請を済ませており、対応ができ次第着信も可能になる。

　月額基本料は300円で、BBIQフォンターミナルの月額利用料が300円。通話料は、BBIQフォン同士が無料で、九州域内の一般加入者電話にかけた場合が8円／3分となる。九州域外の加入者電話にかける場合は、60キロ以内が7.5円／90秒、60キロを超える場合が10円／60秒。「QTNetのFTTH網は九州域内に限られるため、九州から出る通話には公衆回線網を利用する」（同）。

通話区分	通話料
BBIQフォン同士	無料
九州域内の一般加入者電話	8円／3分
九州域外の一般加入者電話	60キロまで7.5円／90秒、60キロ超10円／60秒

　ほかに、初期費用として2000円、BBIQフォンターミナル工事料6000円（自分で設置する場合は無料）などが必要。2003年3月31日までにBBIQフォンを申し込んだユーザーには、初期費用および2カ月分の月額基本料、BBIQフォンターミナル利用料が無料となる。

　電力系NCCでは、ほかにケイ・オプティコムがIP電話サービスを開始している（記事参照）。QTNetは今後、ほかの事業者とのVoIP網接続も検討する予定。「九州以外にネットワークインフラを持つ事業者と相互接続して、サービスを強化したい。相手が電力系NCCになるのか、ほかのISPになるのかは未定」（同）。

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[杉浦正武, ITmedia]

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